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花狂い
第3章 恵

須賀が時間が有れば 顔を出してくれる事に 
高島は何時しか 心待ちしている自分に気が付いた 
今年38に成る自分と 22歳の須賀では
恋愛対象外 

家で須賀と 話が出来れば充分と自分に言い聞かせていた
昼病院で検査を受け 3週間が過ぎ 他が大丈夫だから
復帰したいと医者に言うと 
今腕に負担掛けると 余計時間が懸かると言われ
来週再度検査してと 次週の結果次第で
良ければ事務程度なら 大丈夫だろうと言われた

須賀が訪ねて来て 何時もの様にテーブルに座り話始め 
高島も 何時もの様に受け答えしながら 
立ち上がり冷蔵庫からビールを
一本抱え須賀の前に座る 

テーブルに座る前に 須賀を見ると
スカートが上がり 太ももを明かりに晒していた 
張りのある腿は 灯りを反射して輝き
高島は 名残惜しそうにそれを見ながら
須賀の前に腰を降ろし 

須賀が今日の事を話し 涙を流し始めた
年配の男性の対応をしている時 
その男性に 須賀は大きな声で罵倒されたと 
聞いて見ると 明らかに認知症症状の男性らしい
フロアーマネジャが宥めながら誘導し 
その男性が帰って行ったと

,私、何故怒られたんですか?と上目使いで高島に聞いた
高島が笑いながら ぼけ老人は 俺でも対応できないと言うと
,須賀も笑顔に成り そうなんですか?と
聞き返すので, 感情コントロールが
出来ないから怒るんだよ,
まして 年寄りは耳も遠いからと 耳に手の平を乗せると、
ほっとした表情を浮かべ

課長が 言ってくれてほっとしました
恵が、悪いのかなって ずっと思ってたんです
さっきまで、

有難う ございましたと 帰って行った

須賀が帰って一人に成ると 急に部屋が広く成る 
ビールを飲み 布団に入ると須賀のスカートから
出た足を思い出しながら 手を動かし始めた
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