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花狂い
第3章 恵

恵が何時もの様に テーブルの前に座り 
課長 何かして欲しい事有りませんか?
ご飯とか 洗濯とか掃除しますよ
大きな目で高島を見つめ

高島は心の中で 君を抱きたいと呟き、
一つ頼んで良いかなあ そこでと 
台所のシンクを指し 頭洗って呉れる?と聞いた 

恵が 立ち上がり ベストを脱ぎ
白いブラウスに ピンクのブラジャーが浮かび 
浴室から タオルとシャンプーを持ち
お湯を出し温度を確かめ 課長と呼ばれた

高島は 余り体も動かして居ないからを口実に
シャワーも 碌に使わないで 居たため
髪が 何故か猛烈に痒くて 今日は頭洗わないと
考えていた処に 恵の申し出に
つい口が動いてしまった 
口に出した時 仕舞ったと 
高島は 自分の言葉に愕然としていた

恵にシャンプーを抱え 呼ばれ
シンクに頭を入れた 髪が濡らされて
シャンプーされ 高島の肩位の身長の為
上体が押し付けられ 右肩に胸の膨らみが押し付けられて
ブラジャーの 固い布の感触と 胸の弾力が
肩から腕に感じる 

痒いところ あります?指で頭皮を動かしながら
恵が聞いて来る 高島は続けて貰いたい気持ちを
押しとどめ シャワーで流してもらい
タオルを 頭にかぶり

部屋の壁に寄り添うと 恵が高島の頭に
タオルを被せ 濡れた髪の水分を取って行く 
恵の手を止め タオルを首にかけテーブルから
飲みかけのビールを手に取り 飲み始め 

恵が横に座り 高島を見て痒いの取れました?
笑顔で聞いて来た 恵の顔を見ながら 礼を言った

恵が壁に寄りかかり 

「 課長 」と呟いた 

「 何? 」と聞き返すと 

「 私、魅力有りません? 」
と聞いて来た 

「 恵ちゃん 可愛いいし魅力的だよ 」
言うと

課長何時も一緒なのに 何でキスしてくれないんです
寂しそうな表情を浮かべ 高島を見た

高島が頭の後ろに腕を回し抱き寄せ 
恵の左腕が 高島を抱くように 顔を胸に付け
抱き着いて来た

恵の顔を上げ 唇を合わせ舌を絡ませる 
恵の右手が 首に巻き付き舌を絡ませ合い
高島は 右手を降ろし恵の乳房を愛撫しながら
舌を絡ませ続けた 

恵が口を離し

「 課長 今夜一緒に居てもいいですか? 」
と聞かれ 高島は頷いた
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