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花狂い
第12章 光代

車のドアを開けて 夫人を伴い別荘に向かった

高島の手が 夫人の背中に触れた時 
夫人は固まり歩き出した、

部屋に入り 窓から湖の見える部屋は
20畳程の広さに ソファーが二つ
毛足の長い絨毯の上にあるローテーブルを
一つ置いただけの 部屋は広く感じられた

高島は配電盤を操作して カメラのスイッチを入れ
写された物は ハードディスクに保管されるように
セットされていると 聞いていた

夫人が台所を整理して リビングのソファーに座り
高島を見ながら

・・・お掃除 大丈夫そうね・・・
話し 高島を見た 

山辺が静かに 後ろに立つと

光代の体に ロープが巻かれた 
光代は 高い声を上げ体を動かして抵抗をする
暴れる手を掴み 頭の上で 二本の腕を縛り上げ
光代の目に脅えが走り 声を上げ

・・いや・・辞めてください・・ダメ・・

体を身悶え 救いを求める様に
高島に目を向け 見開いた目から
諦めが浮かび 体の力が抜け
ソファーに 体を投げ出した

山辺は手ぬぐいを使い 口を縛り上げ 
足を動かしながら 光代は抵抗して
山辺は耳元で 

・・・騒いでも 誰も来ないよ・・・

・・・これから 奥さん ゆっくり犯してあげるから・・・
耳元で囁いた
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