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はい。もしもし、こちら、夫婦円満本舗です。
第5章 『未亡人の奥様の白鳥様』
そして…その日を境にして、
僕と美幸さんとの…
月に1度か2度の関係が始まって。
そして…、2年が経過して
僕が32になった…今も…それは続いている。
僕が茂木探偵事務所を、夫婦円満本舗として
名称を改める前からのお客さんだと思えば…。
白鳥美幸さんは…、最古参の客になる。
美幸さんは…その商店街の辺りの
飲み屋で出会った位なので、
お住まいは…商店街から徒歩5分の辺りにある。
一軒家にお住まいで、
結婚してご主人が建てた家だが
建築関係の仕事をしているご主人が
仕事中の事故で亡くなって家のローンはチャラになり。
息子さんはその時6歳だったので、
家族が増えても良い様にと…子供部屋が2つある
2階建ての家は…母一人、子一人には広すぎるが。
ご主人が…家族の為に…ちょっと無理目なローンを組んで
建ててくれた家だから…手放せないで居るのと。
美幸さんを何度か抱いて、
初めてこの家に呼ばれた時に
美幸の口から聞いた時の…美幸の表情が。
この家を…眺めていると、
昨日の事の様に鮮明に思い出されてしまう。