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ブルマー狩りの季節
第5章 柿谷早苗のブルマー【愛撫】
やがて私は――沈黙を保って長くバストを揺らした後――天井を見上げて、ポツリと呟いた。

「もう、勃ったかな……?」

そんな私の独り言を聞いただけで、早苗はビクンッ、と小さく肩を震わせた。

一方の私は、独り言の次には早苗の右耳に唇をそっと押し当て、早苗自身に聞いた。

「ねえ、早苗……もう、勃ってる?」

何が“勃ってる”かは、その後に付け足した。

「早苗の……チ、ク、ビ……」

早苗は無言だった――私は今一度、聞いた。

「早苗の乳首、もう勃ってる……?」

早苗はやはり無言だった。

尤も私にしてみても、早苗の明確な返答など端から期待していない。

私は独り言をもう一度――早苗に聞こえるように――呟いた。

「そろそろ早苗のブラジャー、外してみようかな……?」

「いやっ……」

早苗は掠れた声の、小さな悲鳴を上げた。

が、私はその悲鳴は聞こえない振りをして、長いことブラジャーに重ねていた両手を、早苗の背中に移した。

ブラジャーのホックを外した……肩紐がふわりと緩んだ……その肩紐を早苗の肩から、私が滑り落とした途端、早苗がまた叫んだ。

「いやっ……」

同時に早苗は両手をバストの前で交差させて、右手で左のカップを、左手で右のカップを抑えた。

そんな早苗を見た私は、しばし控えめに笑って、それからまた早苗の右の耳元で囁いた。

「早苗、これは早苗のクラスメイトの為なんだ……」

私はこの行為がクラスメイトの為に成されていることを、もう一度早苗に喚起させた。

「早苗だってクラスに仲の良い友達や、大好きな友達がいっぱいいるだろう……?早苗が頑張らないと、その友達のブルマー姿がエッチな本に投稿されて、そこに載っちゃうんだよ?」

言うまでもなく、彼女たちのブルマー姿を盗撮したのも、それを雑誌に投稿しようとしているのも私である。

それ故、私にそんな諭し方をする権利はないその一方、説得力は十分だった。
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