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2000文字の官能空間にようこそ
第12章 見えるから消える
 どういうわけか私には人の欲望が見えてしまう。幸いなことに金が欲しい、出世したい、という欲は私には見えない(正確に言えば興味がないのであえて見ない)。私が見る欲とは、ただひたすら女を抱きたい、最高の男と交わりたいという雄と雌の欲だ。そして私はその他人の淫欲に入り込む能力がある(ありがたいことに)。
 だから私は電車に乗る。定年退職して電車に乗る時間はいくらでもある。いい女に目をつける(申し訳ないが、男の欲に興味はない)。その女の淫欲に入り込む。私は透明人間になり、女のお遊びにそっと参加する。
 獲物が見つかった。私の正面に座る女。ミディアムヘアーをしたその女は胸が大きかった。小ぶりなスイカを身に着けているような爆乳。女の乳房を揉んで乳首をしゃぶりたい。
 まんこ穴にご無沙汰な私の肉棒が直ぐ反応した。では入り込むとするか。
 ほう、真面目そう顔をしているがこの女結構男と遊んでいる……いや、遊んでいるのではない、これが女の仕事なのだ。ひょっとしてこの女はクシー女優……か?
 撮影現場、 でも鬱陶しい。設定が江戸時代? 女も男三人もわざわざ城のお姫様と家臣という役なのか、ずいぶんと脱ぎにくい、いや脱がしづらい衣装を纏っている。どうせ最後は全裸なのだ。頼むからはやく女の衣装を剥ぎ取ってくれ。
 そうは言ってみたが、男たちが自分の衣装を脱ぎながら、お姫様の衣装を一枚一枚脱がせていく光景も満更ではなかった。
 家臣の一人が女の白い長襦袢の紐を解く。女の二つのウォーターメロンがポロリと現れたときは、思わず拍手したくなった。大き目の乳輪に囲まれた杏色の乳首。はやくしゃぶりたい。一秒でも早く参戦したい……が、そういうわけにはいかないのだ。
 透明人間でも勝手に乳首をしゃぶろうものなら女に気付かれてしまう。気付かれても構わないが、できることなら一切の痕跡は残したくない。どさくさに紛れてどこかの瞬間でおこぼれに預かることもあるだろう(悲しかな)。それでよし、そう考えればこの状況をもう少し愉しませてもらおう。
 アダルトビデオなら早送りしたいところだが、そういうわけにはいかない。台本? 脚本? があるのかは知らないが、女優も男優たちも流れるような作業……いや演技の中できちんと作品を作り上げていく。
 男も女も当たり前だが欲がある。男だったら性器は勃起するし、女ならまんこが濡れる。
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