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2000文字の官能空間にようこそ
第18章 河川敷公園駐車場
 獲物はもう決めていた。○○スーパー、レジの女。歳は俺と同じで五十くらい(多分)。ショートボブヘアーの女は小柄で、それでいて体はむっちりとしている。
 美人ではない、かと言ってブスでもない。どこにでもいるようないたって普通の女だ。ただ女の卑猥な目がたまらない。男をいやらしく誘う目。だったらこの女の期待にこたえなければいけない。俺も久しく素人の女と交わっていない。
 女の退社時間は午後十時。女は車をスーパーのバックヤード近くの駐車スペースに止めている。俺は女の軽自動車の隣に車を止めて女を待った。
 女がやって来た。制服は私服に変わっているようだが、暗くて女の服装がよくわからない。ただ、女はスカートを穿いていた。
「よお」
 俺が声を掛けると女は驚いた様子で俺を見た。
「あれ、お客さん、どうされました?」
「ちょっとドライブしない?」
「ドライブ……これから?」
「そう、これからドライブ。三十分かそのくらい、どう?」
「主人が家で待っているんです。今日は遅いんで」
 今日は遅いが次ならいい、それが女の答えだ。三十分、いや長くても一時間もあれば終わる。だから俺は引き下がらない。女だって溜まっているはずだ。
「いいじゃん。ご主人にさ、一時間の残業だって言えばいいだろ」
「……」
 間違いない、この女は落ちる。
「さぁ乗ってよ。三十分気持ちよくドライブしようよ」
 俺はピックアップトラックの助手席のドアを開けた。
「……」
 女は無言で車に乗り込んできた。
「出発だ」
「大きい車ですね」
「あれも大きいよ」
「えっ?」
 女はとぼけたが、俺が言ったことはしっかり理解しているはずだ。
 行き先はここから五分の河川敷公園駐車場。
 車を駐車場に止める。女はドライブが途中で中止になっても驚かない。女は、俺が犯る場所に行くことを知っていたのだ。
「後ろ」
 俺はそう言って女を即席のベッドに誘った。
「結構広いんですね」
 後部座席を見て女はそう言った。
 もともと狭い後部座席に俺はエアベッドを置いた。愉しめるように工夫はしたが、それでもそこに大人二人は大分きつい。ただ、そういう狭くて窮屈な空間はときとして男と女の性欲を強く刺激することもある。今がそれだ。時間だって限られている。その中で俺は見つけた獲物をおいしく頂く。
 俺は全裸になって後部座席に移った。そして女を後ろによんだ。
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