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官能能力者 あおい
第34章 イキ過ぎ文化祭:男女逆転ですと?
☆☆☆
さて、あれやこれや準備の日はあっという間に過ぎ、今日は10月初旬、星稜祭の初日だ。
午前中は準備や学生の観覧時間で、本格的に客(いわゆる保護者達や外部生)を入れ始めるのは午後からだった。

我ら1年3組の男女逆転カフェの準備も着々と進んでいる。
まず、出す商品だが、これにはあまり力が入っていない。出来合いのお菓子や飲み物を出す程度だ。そもそも、衛生面の懸念から焼き菓子以外の手作りお菓子は出すことができない。というわけで、一番のポイントは男子たちが作ったマドレーヌである。

そう、お菓子作りから一応男女逆転ということになっていた。
まあ、今どき「女の子はお菓子作り♡」というのも流行らない気がするが、まあ、それはそれ。とにかく、あの委員長もマドレーヌを作っていた。

なんか、食べてみたい・・・。委員長の手作りマドレーヌ。

そして、肝心の衣装だが、これは千差万別である。
というのも、男装/女装ということ以外に「これこれのコンセプトの服装」という縛りを設けていなかったのだ。というわけで、いわゆる男性の格好であれば紋付袴でもいいし、一番手を抜いている子は「単なるジャージでは?」というのもいる。
女装の方も同じで、いちばん簡単なのは、パーティーグッズのドレスを着ただけ、という人もいる。

そのさまは、男女逆転カフェと言うよりも百鬼夜行かハロウィンパーティーに近い。

うーん・・・期待していたのとちょっと違う・・・。

そんな中、非常に力の入った男装・女装をしてきた人もいる。
まずは明日香とバスケ君だ。

明日香は長い髪にウェーブをかけて、後ろにまとめ、黒のスラックスに三つ揃えのロングテールコート、胸元には黒のリボン状のネクタイをあしらっている。丸いレンズのメガネ、目元や口元がいつもより凛々しく見えるのはどうやらメイクのせいらしい。
上着のボタンからチェーンが伸び、左ポケットに続いている。どうやら懐中時計をしのばせているようだ。いつもより身長が高いのはシークレットブーツを履いているせいだ。
見事な執事ファッション

「明日香・・・一体・・・どうやって・・・?」

眼を丸くする私。

「へへ・・・つてで色々借りまくって・・・メイクも結構研究したんだ」
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