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官能能力者 あおい
第34章 イキ過ぎ文化祭:男女逆転ですと?
すごい・・・。

そして、バスケくん。

セ・・・セーラー服?!
グレーの襟がついたセーラー服に赤いリボンを垂らしている。スカートも膝丈のグレーのプリーツ入りのやつだ。
足元はおそらくすね毛などを隠すためだろうか、割と肌色の濃いストッキングを履いている。

靴はさすがにスニーカーだし、髪型は短髪に赤いリボンを申し訳程度に乗せて誤魔化しているだけだ。さらに、顔のゴツさや体格の巨大さはご愛嬌といったところか。しかし、それでも素晴らしく「女の子」になっているではないか。

「へへへ・・・渡邉くんにも頑張ってもらっちゃった。実は、セーラー服も中学校の友達で一番大柄な子から無理やり借りてきたんだよね。」

そして、意外と楽しそうにしているバスケ君。すごいな、君、明るいな!

で?

私は委員長を探す。
ええと・・・どこ行ったんだろう?

キョロキョロとあたりを見回すが、見当たらない。えっと・・・
クラスの中を探している内に、ドン、と女の子に当たってしまう。

「あ、ごめんなさい」
「大丈夫?」

あれ?委員長の声・・・?

キョロキョロ

「あおいちゃん?」

ん?

目の前の女子を見る。見る・・・・え?

「ええええっ!!!!」

委員長・・・?うそでしょ!?

「ああ・・・これ?姉貴が悪ノリしちゃって・・・」

照れたようにうつむく。聞けば委員長のお姉さんは大学生のときから自分でもコスプレとかやっちゃうような人だったという。すでに社会人になっていて、家にはいないのだが、男女逆転カフェの話を聞いて弟に協力・・・というか、弟をいじりに来た、ということらしい。

しかし・・・・

髪はふわふわで少し明るい茶色のセミロング。これはウィッグだろう。服装は茶色をベースにしたロリータ風のふわっとしたワンピース。オフホワイトの長めのリボン胸元を飾っている。心なしか胸がふっくらしているのは、おそらくパットを入れているからだ。
脚は白タイツ、靴も一見女物に見える濃い茶色のシューズを履いている。

何より、メイクである。ちょっとメイクのことがよくわからないので表現が難しいが、一言で言えばとにかくかわいい。

想像以上である。
姉、グッジョブ!

私はまだ見ぬ委員長の姉に心のなかで猛感謝をする。
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