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官能能力者 あおい
第35章 イキ過ぎ文化祭:男の子みたいにイッちゃう!
「どうしたの!?」
クラスメートの鹿間さんが駆け寄って起こしてくれる。
「ご・・・ごめんなさい。貧血みたい・・・」
多分、顔は紅潮し、目はうるんでいる。全然貧血に見えないだろうけど、鹿間さんは真に受けてくれたようで、私を保健室に連れて行ってくれた。
あ・・・あれが男の子の「イク」感覚なの?
例えれば、女の子の「イク」が波が押し寄せてきて、快感が体の底から這い上がってきて、満たされるような感じだとすると、今体験した男の子の「イク」は体中の精気を一気に吐き出すような、そんな感触だった。
す・・・すごかった・・・。
「大丈夫?横になる?」
養護の須永先生が声をかけてくれる。この時点で、私はだいぶ落ち着いていたので、横になることについては辞退した。少し休むとややだるいながらも身体も動くようになった。
そろそろ戻ろうかとしたその時、ガラッと保健室の扉が開き、
「あおいちゃん!?」
委員長が飛び込んできた。
「え?あ?柏木くん?!」
須永先生がびっくりしている。当然だ。委員長は先程の完璧かわいい女装姿のままだ。
「大丈夫?」
外見はかわいい系女子なのに、声が完璧に委員長なので、ものすごく違和感がある。でも、とても心配してくれている様子がうかがえる。
委員長はだいぶ心配してくれたが、私が「もう大丈夫」と言い張ったことから、結局は二人で連れだって、保健室をあとにすることになった。
怪我の功名とはこのことだろうか。ちょっと計算外の性感に襲われたが、お陰で委員長と星稜祭を回る口実ができた。
もうシフトも済んでいるし、ゆっくりと二人で星稜祭を見られるなら、まあいいか。
と、このときは気楽に考えていたが、実は、このあと、まだまだ私を恐ろしい出来事が襲うのである。このとき、それを私はまだ知る由もなかったのだが・・・。
クラスメートの鹿間さんが駆け寄って起こしてくれる。
「ご・・・ごめんなさい。貧血みたい・・・」
多分、顔は紅潮し、目はうるんでいる。全然貧血に見えないだろうけど、鹿間さんは真に受けてくれたようで、私を保健室に連れて行ってくれた。
あ・・・あれが男の子の「イク」感覚なの?
例えれば、女の子の「イク」が波が押し寄せてきて、快感が体の底から這い上がってきて、満たされるような感じだとすると、今体験した男の子の「イク」は体中の精気を一気に吐き出すような、そんな感触だった。
す・・・すごかった・・・。
「大丈夫?横になる?」
養護の須永先生が声をかけてくれる。この時点で、私はだいぶ落ち着いていたので、横になることについては辞退した。少し休むとややだるいながらも身体も動くようになった。
そろそろ戻ろうかとしたその時、ガラッと保健室の扉が開き、
「あおいちゃん!?」
委員長が飛び込んできた。
「え?あ?柏木くん?!」
須永先生がびっくりしている。当然だ。委員長は先程の完璧かわいい女装姿のままだ。
「大丈夫?」
外見はかわいい系女子なのに、声が完璧に委員長なので、ものすごく違和感がある。でも、とても心配してくれている様子がうかがえる。
委員長はだいぶ心配してくれたが、私が「もう大丈夫」と言い張ったことから、結局は二人で連れだって、保健室をあとにすることになった。
怪我の功名とはこのことだろうか。ちょっと計算外の性感に襲われたが、お陰で委員長と星稜祭を回る口実ができた。
もうシフトも済んでいるし、ゆっくりと二人で星稜祭を見られるなら、まあいいか。
と、このときは気楽に考えていたが、実は、このあと、まだまだ私を恐ろしい出来事が襲うのである。このとき、それを私はまだ知る由もなかったのだが・・・。