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官能能力者 あおい
第37章 イキ過ぎ文化祭:行き過ぎちゃった♪
ゆっくりと意識が戻ってくる。
ゴワゴワとしたシーツの感触。消毒薬の匂い。

ああ、そうか、私、保健室で寝かされていたんだっけ・・・。まだ頭の中はぼんやり霞がかかっているような気がする。
どのくらい時間が経ったのだろう?チラと時計を見ると、4時を回っている。どうやら、30分ばかり気絶していたらしい。

ここで私はやっと、左手が誰かにギュッと握られていることに気づく。
顔だけ動かして、左側を見ると、女装姿のままで委員長が椅子に腰をかけ、コックリコックリと船を漕いでいる。いろいろあってよほど疲れたのだろう。
眠りながらも、しっかりと私の手を握ってくれているのが嬉しい。

思わず、ギュッと握り返してしまう。

その刺激で、委員長も目を覚ましたようだ。
小さくあくびをしながら、細い目を開けて、私を見る。
なんだか、その仕草がとても可愛らしい。

「あおいちゃん・・・目が覚めた?」

起きたときに、委員長がいて、声をかけてくれるって、なんて幸せなんだろう・・・。
しかも、多分とても心配して、私の手をずっと握っていてくれたのだ。

「ありがとう・・・ずっと見ててくれたの?」
言うと、照れたように委員長が頷く。

「大丈夫?また貧血?」

そうだった・・・知らない女の子に散々男の子の絶頂を体験させられて、たまらず意識を失ってしまったのだった・・・。
とても恥ずかしいけど、結果的に、こんな時間が持てたので良しとしよう。

「もう、大丈夫・・・。ありがとう」
私はゆっくり身体を起こす。若干気だるい感じは残っているが、先程までの体中の力が持っていかれてしまったような虚脱感は消えていた。

さっきの性感を思い出して、ちょっと赤面しそうになる。
男の子って、あんな感じでイクんだ・・・。
おちんちんを唾液でいっぱいの口に含まれて、そのまましごかれるのがとても気持ちいいことを知ってしまった・・・。
すごかったよ。あんなにいいものなんだ、フェラチオって。

『こんなふうにしていると、また舐めてもらいたくなっちゃう・・・。』
やっぱり、委員長もそう思うよね?たしかにそう、アレを思い出すと、委員長にやってあげたいな、なんて思ってしまう。
「うん・・・いいよ・・・いっぱいしてあげる」
やっぱり好きな人には気持ちよくなって欲しいもの・・・。
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