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官能能力者 あおい
第37章 イキ過ぎ文化祭:行き過ぎちゃった♪
「いや、でも、超能力って・・・。あ!?」
そういえば・・・と委員長は考え込み始めた。
やめてやめて・・・いろんなことを思い出されると、ニアミスしていたことはいくらでもある。

あのときも・・・そういえば・・・、などとぶつぶつ言いつつ考える。
そして、とうとう・・・

「もしかして・・・あおいちゃん・・・僕の考えていることが、分かるの?」

ダラダラダラ・・・
頭から冷水を浴びせられたように冷や汗が止まらない。
まずい、もう、ごまかしきれる気がしない・・・。

「あ・・・ぜ、全部ってわけじゃないんだけど・・・」
ちょっと言葉を濁してみる。官能的なことだけ伝わるなんて、どう説明すればいいんだ。

「えっと、じゃあコレは?」
委員長が私の顔をじっと見つめる。特に何も伝わってこない。
キョトンとした顔をしていると、うーんと考え込む。
「伝わる考えと、伝わらない考えがある?いや、イメージは伝わるのか?」
そう言いながら、またじっと見つめる。
別に何もわからない。
「もしかして・・・」
ふわっと肩に温かい感触がする。思わず、ビクッと身体が反応してしまう。
「今・・・感じた?」
ぶんぶんぶんと頭を大きく左右に振ってみる。
やばい・・・さすが科学部だ。検証の仕方がシステマチックだ。

多分、最初は心の声、それこそ「ニニンがシ」とか、そんな感じのことを思ったのだろう。それは官能とは関係ないので、私はキャッチできない。
次に視覚的なイメージ、例えば「海の景色」とかをイメージしてみたではないだろうか?これも以下同文。
そして、聴覚、視覚と潰して、次は触覚に行ったわけだ。この分だと、次は味覚や嗅覚も試しそうだ。

触覚はやはり官能に近いので、私はキャッチしてしまっていた。
「全部じゃないって・・・感覚に制限があるのかな?」
完全に科学している目だ。
あーこのまま試され続けたらいつかバレてしまう。

「あ・・・なんか、伝わるときと伝わらない時があるみたい。
 えっと、接触がいいときと悪い時、みたいな?」

一生懸命曖昧にしようとしてみる。
「なるほど、接触・・・ん?でも・・・
 さっきあおいちゃんが起きぬけに言ったことって」

ん?私なにか言ったっけ?
「『うん・・・いいよ・・・いっぱいしてあげる』・・・?あのとき、確か僕は・・・」
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