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官能能力者 あおい
第40章 透子の嫉妬大作戦
「あおいちゃんは、このまま終わるっていうのは・・・」
言われて、私はぶんぶんと頭を振る。
このまま委員長とお別れだなんて絶対ありえない。
私の体も心も全部受け止めてくれた、あの安らぎと愛おしさは何ものにもかえがたい。
「だよねえ・・・」
沈黙のまま時間だけが過ぎていく。
「でも・・・委員長だって同じじゃないかな。話を聞く限りでは委員長はあおいちゃん以外眼中にないもの。だったら・・・、まだチャンスがあるんじゃないかな」
「ありますかね・・・チャンス・・・」
ぐいっと私は涙を袖口で拭う。
透子さんはうーんと眉間にしわを寄せて何やら考えている様子。
「いや、まてよ」「向こうから・・・」「いや、ダメか」などとブツブツ言いながらあれこれ考えてくれているようだ。
私も考えた。昨日は全く眠れず、一晩中どうしたらいいか考えた。
でも、いい方法は思い浮かばなかった。とにかくお話できないことには何も始まらないが、私が近づいただけで委員長はさっとどこかに行ってしまう。
メッセージを送ろうとも思ったが、既読スルーなんかされたら立ち直れない。
怖くてできない。
また涙が滲んできそうになる。その間も透子さんはああでもないこうでもないと考えを巡らせている。
「男女逆転・・・。うーん男女逆転かあ・・・」
なにか、別の方に考えが行ってる気もする。
「待って?!男女逆転!・・・そうだ!」
ぽん、と透子さんが手を叩く。
うつむいている私の手を取り、ギュッと握りしめる。
「いいこと思いついたよ」
そして、あるアイデアを話し始めた。
「えええっ!!」
透子さんのアイデアを聞き、私は思わず声を上げる。そんなん無理!うまくいきっこないよ!
「いや、うまくいくって。絶対!
明日香ちゃんだっけ?お友達にも協力してもらおう。
よし!決戦は来週の金曜日よ。明日は学校お休みでしょ?まずは買い物からよ!!」
ニッと自信満々に笑う透子さんの表情に、私は不安しかない。
それでも今すがれるのはこの方法だけ、、、
私は、透子さんに促され、明日香に連絡を取ることにした。
明日、付き合ってほしいと。
言われて、私はぶんぶんと頭を振る。
このまま委員長とお別れだなんて絶対ありえない。
私の体も心も全部受け止めてくれた、あの安らぎと愛おしさは何ものにもかえがたい。
「だよねえ・・・」
沈黙のまま時間だけが過ぎていく。
「でも・・・委員長だって同じじゃないかな。話を聞く限りでは委員長はあおいちゃん以外眼中にないもの。だったら・・・、まだチャンスがあるんじゃないかな」
「ありますかね・・・チャンス・・・」
ぐいっと私は涙を袖口で拭う。
透子さんはうーんと眉間にしわを寄せて何やら考えている様子。
「いや、まてよ」「向こうから・・・」「いや、ダメか」などとブツブツ言いながらあれこれ考えてくれているようだ。
私も考えた。昨日は全く眠れず、一晩中どうしたらいいか考えた。
でも、いい方法は思い浮かばなかった。とにかくお話できないことには何も始まらないが、私が近づいただけで委員長はさっとどこかに行ってしまう。
メッセージを送ろうとも思ったが、既読スルーなんかされたら立ち直れない。
怖くてできない。
また涙が滲んできそうになる。その間も透子さんはああでもないこうでもないと考えを巡らせている。
「男女逆転・・・。うーん男女逆転かあ・・・」
なにか、別の方に考えが行ってる気もする。
「待って?!男女逆転!・・・そうだ!」
ぽん、と透子さんが手を叩く。
うつむいている私の手を取り、ギュッと握りしめる。
「いいこと思いついたよ」
そして、あるアイデアを話し始めた。
「えええっ!!」
透子さんのアイデアを聞き、私は思わず声を上げる。そんなん無理!うまくいきっこないよ!
「いや、うまくいくって。絶対!
明日香ちゃんだっけ?お友達にも協力してもらおう。
よし!決戦は来週の金曜日よ。明日は学校お休みでしょ?まずは買い物からよ!!」
ニッと自信満々に笑う透子さんの表情に、私は不安しかない。
それでも今すがれるのはこの方法だけ、、、
私は、透子さんに促され、明日香に連絡を取ることにした。
明日、付き合ってほしいと。