この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能能力者 あおい
第40章 透子の嫉妬大作戦
「じゃあ、最初の作戦よ。こちら作戦班、ポイント01(ゼロ・ワン)に移動する」
と透子さん。
「ラジャー」
明日香の声だ。

ポイント01とは、とりもなおさずアイスクリームショップだ。
透子さんがダブルで、私はシングルのアイスを買い求める。ショップの前にあるベンチに座ってアイスを食べる。

作戦はあくまで嫉妬を煽るだけ。後で浮気を疑われることがないように、「本当は女性でした」といえるようにしておく必要がある。なので、この後のコースも、「デートっぽいけど、女の子同士が行く所」に限定してセレクトしてある。

ちなみにセレクトしたのは明日香と透子さんだ。

「うーん!おいしい!!」
ご満悦なところを見ると、ここのチョイスは透子さんのようだ。

「ターゲットK、遠巻きに二人を見ている様子。作戦は順調!どうぞ」
「こちら作戦班、アイスクリーム、おいしいです。どうぞ」
「うらやましいです。どうぞ」
「ポッピンシャワーはやはり定番です。どうぞ」
「わ!わたしもそれ好きです!どうぞ」

どうでもいい会話が耳元で繰り広げられる。
はっきりいって、うるさい。

ちなみに私はチョコレートだ。おいしい。

食べ終わると、私の分も透子さんがゴミを片付けてくれる。紳士だ。
そして、すっとまた腕を差し出してくる。
なんだかなあ・・・。
思いながら、とりあえず腕を組む。

「むふふふ」
なんか透子さんがすごく嬉しそうだ。
これってもしや、透子さんが趣味でやっているのでは?と疑いたくなる。

「作戦班、ポイント02(ゼロ・ツー)へ」
02はお洋服屋さんだ。あれこれ服を私に試着させては喜ぶ透子さん。
「次、ポイント03(ゼロ・スリー)」
デパート内のアジアン系の雑貨屋だ。
「あーあー、そこは私も好きなお店なのです!どうぞ」
「こちら作戦班。あとで、明日香さんとも一緒に来たいです。どうぞ」
「よろしくです。どうぞ」

透子さんは、アジアンぽいチャームの付いたネックレスを自分の胸に当ててみたり、私にリボンを巻いてみたりと大はしゃぎだ。

あ、でも、この髪留め可愛いかも・・・。

「ターゲット、立ち読みをするふりをしつつ、作戦班の様子を伺っている模様。どうぞ」
「引き続き、監視を進めるように」
/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ