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官能能力者 あおい
第40章 透子の嫉妬大作戦
「じゃあ、最初の作戦よ。こちら作戦班、ポイント01(ゼロ・ワン)に移動する」
と透子さん。
「ラジャー」
明日香の声だ。
ポイント01とは、とりもなおさずアイスクリームショップだ。
透子さんがダブルで、私はシングルのアイスを買い求める。ショップの前にあるベンチに座ってアイスを食べる。
作戦はあくまで嫉妬を煽るだけ。後で浮気を疑われることがないように、「本当は女性でした」といえるようにしておく必要がある。なので、この後のコースも、「デートっぽいけど、女の子同士が行く所」に限定してセレクトしてある。
ちなみにセレクトしたのは明日香と透子さんだ。
「うーん!おいしい!!」
ご満悦なところを見ると、ここのチョイスは透子さんのようだ。
「ターゲットK、遠巻きに二人を見ている様子。作戦は順調!どうぞ」
「こちら作戦班、アイスクリーム、おいしいです。どうぞ」
「うらやましいです。どうぞ」
「ポッピンシャワーはやはり定番です。どうぞ」
「わ!わたしもそれ好きです!どうぞ」
どうでもいい会話が耳元で繰り広げられる。
はっきりいって、うるさい。
ちなみに私はチョコレートだ。おいしい。
食べ終わると、私の分も透子さんがゴミを片付けてくれる。紳士だ。
そして、すっとまた腕を差し出してくる。
なんだかなあ・・・。
思いながら、とりあえず腕を組む。
「むふふふ」
なんか透子さんがすごく嬉しそうだ。
これってもしや、透子さんが趣味でやっているのでは?と疑いたくなる。
「作戦班、ポイント02(ゼロ・ツー)へ」
02はお洋服屋さんだ。あれこれ服を私に試着させては喜ぶ透子さん。
「次、ポイント03(ゼロ・スリー)」
デパート内のアジアン系の雑貨屋だ。
「あーあー、そこは私も好きなお店なのです!どうぞ」
「こちら作戦班。あとで、明日香さんとも一緒に来たいです。どうぞ」
「よろしくです。どうぞ」
透子さんは、アジアンぽいチャームの付いたネックレスを自分の胸に当ててみたり、私にリボンを巻いてみたりと大はしゃぎだ。
あ、でも、この髪留め可愛いかも・・・。
「ターゲット、立ち読みをするふりをしつつ、作戦班の様子を伺っている模様。どうぞ」
「引き続き、監視を進めるように」
と透子さん。
「ラジャー」
明日香の声だ。
ポイント01とは、とりもなおさずアイスクリームショップだ。
透子さんがダブルで、私はシングルのアイスを買い求める。ショップの前にあるベンチに座ってアイスを食べる。
作戦はあくまで嫉妬を煽るだけ。後で浮気を疑われることがないように、「本当は女性でした」といえるようにしておく必要がある。なので、この後のコースも、「デートっぽいけど、女の子同士が行く所」に限定してセレクトしてある。
ちなみにセレクトしたのは明日香と透子さんだ。
「うーん!おいしい!!」
ご満悦なところを見ると、ここのチョイスは透子さんのようだ。
「ターゲットK、遠巻きに二人を見ている様子。作戦は順調!どうぞ」
「こちら作戦班、アイスクリーム、おいしいです。どうぞ」
「うらやましいです。どうぞ」
「ポッピンシャワーはやはり定番です。どうぞ」
「わ!わたしもそれ好きです!どうぞ」
どうでもいい会話が耳元で繰り広げられる。
はっきりいって、うるさい。
ちなみに私はチョコレートだ。おいしい。
食べ終わると、私の分も透子さんがゴミを片付けてくれる。紳士だ。
そして、すっとまた腕を差し出してくる。
なんだかなあ・・・。
思いながら、とりあえず腕を組む。
「むふふふ」
なんか透子さんがすごく嬉しそうだ。
これってもしや、透子さんが趣味でやっているのでは?と疑いたくなる。
「作戦班、ポイント02(ゼロ・ツー)へ」
02はお洋服屋さんだ。あれこれ服を私に試着させては喜ぶ透子さん。
「次、ポイント03(ゼロ・スリー)」
デパート内のアジアン系の雑貨屋だ。
「あーあー、そこは私も好きなお店なのです!どうぞ」
「こちら作戦班。あとで、明日香さんとも一緒に来たいです。どうぞ」
「よろしくです。どうぞ」
透子さんは、アジアンぽいチャームの付いたネックレスを自分の胸に当ててみたり、私にリボンを巻いてみたりと大はしゃぎだ。
あ、でも、この髪留め可愛いかも・・・。
「ターゲット、立ち読みをするふりをしつつ、作戦班の様子を伺っている模様。どうぞ」
「引き続き、監視を進めるように」