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官能能力者 あおい
第41章 えっちな科学実験講座:超能力をカガクする!?
私は直感的に思った。具体的にどこがどう、というのはイメージが付かないが、とにかくまずい気がする。断らなければ・・・、と思ったのだが。
「いや、そうだな、最初はまず距離から?いや、強度はどう測れば・・・」
楽しそうというか、夢中でぶつぶつと考え込みながら独り言を言う委員長を見ていたら、言い出せなくなってしまった。
「あ、ごめん・・・つい考え込んじゃって・・・。どうかな?実験」
「え、あ、うん・・・いい・・・よ?」
言っちゃった・・・。
こうして、私と委員長は、私の超能力を研究する科学チームを結成することになった。
☆☆☆
土曜日の午後の放課後。私達は使われていない空き教室にいた。
委員長が「科学部の実験をする」という名目で、使用許可を取ってきたのである。
私達研究チームにとっての最初の難関は「場所」だった。まさかカフェや図書館で「官能能力」について喧々諤々と議論するわけにはいかない。有力候補は委員長の家だったのだが、「ちょっと女の子を連れ込んでっていうのは・・・」と委員長からやんわり断られた。
まあ、委員長の家に行っちゃったら、実験どころか、その先まで行ってしまう可能性がある。そして、実験どころじゃなくなりそうだ。
同じ理由で私の家もNG。
公園などの野外、というのも一瞬頭をよぎったが、「野外でえっち」という卑猥なイメージが浮かんできてしまい、私の中でなしになった。
そこで、考えたのが、この「科学部の実験名目の教室使用」である。
「野外でえっち」はダメで、「学校でえっち」はいいのか、と突っ込みたい気持ちもあるが、逆に、学校で淫行を働けばふたりとも退学なので、良いストッパーになるのではないか、とポジティブ(?)に考えた。
それで、このようなセッティングになっている。
「ええと、今日は、2時間位使用許可を取っているから。そうだな・・・まずは、あおいちゃんが把握していることから聞いていい?」
委員長は真新しいノートを用意している。表紙には「PK実験ノート」とあり、日付と「No.1」という記載もある。いったい、どんだけ研究するつもりだ。
「いや、そうだな、最初はまず距離から?いや、強度はどう測れば・・・」
楽しそうというか、夢中でぶつぶつと考え込みながら独り言を言う委員長を見ていたら、言い出せなくなってしまった。
「あ、ごめん・・・つい考え込んじゃって・・・。どうかな?実験」
「え、あ、うん・・・いい・・・よ?」
言っちゃった・・・。
こうして、私と委員長は、私の超能力を研究する科学チームを結成することになった。
☆☆☆
土曜日の午後の放課後。私達は使われていない空き教室にいた。
委員長が「科学部の実験をする」という名目で、使用許可を取ってきたのである。
私達研究チームにとっての最初の難関は「場所」だった。まさかカフェや図書館で「官能能力」について喧々諤々と議論するわけにはいかない。有力候補は委員長の家だったのだが、「ちょっと女の子を連れ込んでっていうのは・・・」と委員長からやんわり断られた。
まあ、委員長の家に行っちゃったら、実験どころか、その先まで行ってしまう可能性がある。そして、実験どころじゃなくなりそうだ。
同じ理由で私の家もNG。
公園などの野外、というのも一瞬頭をよぎったが、「野外でえっち」という卑猥なイメージが浮かんできてしまい、私の中でなしになった。
そこで、考えたのが、この「科学部の実験名目の教室使用」である。
「野外でえっち」はダメで、「学校でえっち」はいいのか、と突っ込みたい気持ちもあるが、逆に、学校で淫行を働けばふたりとも退学なので、良いストッパーになるのではないか、とポジティブ(?)に考えた。
それで、このようなセッティングになっている。
「ええと、今日は、2時間位使用許可を取っているから。そうだな・・・まずは、あおいちゃんが把握していることから聞いていい?」
委員長は真新しいノートを用意している。表紙には「PK実験ノート」とあり、日付と「No.1」という記載もある。いったい、どんだけ研究するつもりだ。