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官能能力者 あおい
第41章 えっちな科学実験講座:超能力をカガクする!?
「えっと、私が把握しているのは・・・」
私は、自分の能力がどうやら「視線」に関係しているらしいこと、「見られている」ときに限り、そして、「えっちな考え」に限り伝わってくることを話した。

「それに気づいたきっかけは?」
委員長が聞いてきたが、ビクッと身体が硬直してしまう。とてもじゃないけど、言えない・・・。
そんな私の表情に気づいたのか、「まあそれはいいか」と委員長は質問を収めてくれた。ホッとする私。

「分かってることは少ないね。それに、【エッチな】というのがどこまでを含むのか?それもはっきりしないな・・・」
そんな客観的に分析されると、私はめちゃくちゃ恥ずかしくなる。委員長だって、「自分のエッチな気持ちが伝わっていた」ということにあれほど動揺していたのに、今は全くその気配を見せない。これはこれ、あれはあれ、と切り離しているのだろうか。ある意味科学者の鑑と言える。

「よし、まずは刺激を固定しよう。【エッチな】の定義がわからないけど、例えば、『キス』は?」
キスは感じるかということ?
「え、うん、感じる・・・と思う」
いやいや、確実に感じます。でも、断言できない。恥ずかしい。

「うん、じゃあ、実験刺激はとりあえず『キス』にしよう。あおいちゃんをみながら、キスするところを思い浮かべれば良いのかな?」
「た・・・多分・・」
そんなのわかんないよ。感じることはあっても、『どうしたら私に感じさせることができるのか』なんて知らないし。

途端、ふわっと唇に優しい感触が走った。ハッとして委員長の顔を見る。
「今、わかった?」
コクコクとうなずく。
「なるほど、こんな感じか・・・」

じゃあ、始めよう、と言うと、委員長は私達が座っていた机を片付け、空間を広く取る。
「あおいちゃんはここに座っていて」
私の位置を固定すると、メジャーを使って、私からの距離、角度、を変えたいくつかのポイントにガムテープで印をつけていく。

「1メートル条件、2メートル条件、あと、距離が取れるギリギリは・・・5メートルか、じゃあ、5メートル条件」

そして、それぞれの位置に立ち、私の方をじっと見る。

あん♡

ついばむようなキスの感覚が私を襲う。
「あ、そうだ、感じたら、ちゃんと教えて。ええっと、右手を上げて欲しい」
「わ、わかった・・・」
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