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官能能力者 あおい
第45章 ブレインハッカー:キミガホシイ
ブレインハッカーの脅威を感じながら過ごすこと、数日。特に変化のない日常が過ぎていった。
ここのところ冬馬は、朝、最寄り駅の改札まで私を迎えに来てくれる。冬馬と一緒なので女性専用車両に乗るわけにはいかないが、何かあればすぐに対処できる、してくれるという安心感があるので、私としても、こっちのほうが良い。
「おはよう。冬馬」
今日も、笑顔の冬馬が改札の向こうにいた。自動改札を抜け、私は駆け寄る。
「おはよう、あおいちゃん。」
色々心配なことはあるが、こんな時間が持てるのはとても嬉しい。手、つなぎたいけど、通学電車には同じ学校の他の子も乗っているので、我慢することにする。
「家では変わったことはない?」
冬馬は心配性だ。家では特に問題はない。あのときのような妙な「触手」に触られることもない。冬馬が心配している理由は、誰もいないのに視線が注がれた謎がまだ解けていないというのがあるからのようだ。いつ、どこから視線がくるか、予測がつかないのだ。とりあえずカバンの中にはいつも紙袋が入っている。言ってみれば、防衛戦なのだ。
私はそうでもないが、冬馬は大分消耗しているように見える。
『早く、あおいちゃんの超能力を遮断する方法を見つけないと』が最近の口癖だ。自分が実験をするなんていい出したせいだと、やはり自分を責めているようだ。
そんなに自分のことを責めないで欲しいのだけど・・・。私がいくら言っても、この点は頑固に譲らなかった。
電車が駅に滑り込んだ。また大勢の人が乗ってくる。私達の高校がある最寄り駅まではあと2駅だ。
あ、そうそう・・・今日の放課後のことだけどと、冬馬に話しかけようとした、その時だった。
にゅるり、とした感触が私の胸、お尻、腹を這いずった。
「ひゃん!」
思わず、声を上げる。これは・・・あのときの『触手』だ!
触手はにゅるにゅると粘液質なくせにプルプルの感触で、気持ち悪いが、ちょっと気持ちいい。乳首をくるりくるりと撫でてくる。二本ほど下半身に這いずっていき、私の大事な花びらに迫ってくるのを感じる。
「と、冬馬・・・来た・・・。」
小声で訴える。冬馬は素早くバックから紙袋を取り出すと、がばっと私に被せた。その瞬間すっと性感が消える。ほっと息をつくが、同時に、これ、結構恥ずかしい。
ここのところ冬馬は、朝、最寄り駅の改札まで私を迎えに来てくれる。冬馬と一緒なので女性専用車両に乗るわけにはいかないが、何かあればすぐに対処できる、してくれるという安心感があるので、私としても、こっちのほうが良い。
「おはよう。冬馬」
今日も、笑顔の冬馬が改札の向こうにいた。自動改札を抜け、私は駆け寄る。
「おはよう、あおいちゃん。」
色々心配なことはあるが、こんな時間が持てるのはとても嬉しい。手、つなぎたいけど、通学電車には同じ学校の他の子も乗っているので、我慢することにする。
「家では変わったことはない?」
冬馬は心配性だ。家では特に問題はない。あのときのような妙な「触手」に触られることもない。冬馬が心配している理由は、誰もいないのに視線が注がれた謎がまだ解けていないというのがあるからのようだ。いつ、どこから視線がくるか、予測がつかないのだ。とりあえずカバンの中にはいつも紙袋が入っている。言ってみれば、防衛戦なのだ。
私はそうでもないが、冬馬は大分消耗しているように見える。
『早く、あおいちゃんの超能力を遮断する方法を見つけないと』が最近の口癖だ。自分が実験をするなんていい出したせいだと、やはり自分を責めているようだ。
そんなに自分のことを責めないで欲しいのだけど・・・。私がいくら言っても、この点は頑固に譲らなかった。
電車が駅に滑り込んだ。また大勢の人が乗ってくる。私達の高校がある最寄り駅まではあと2駅だ。
あ、そうそう・・・今日の放課後のことだけどと、冬馬に話しかけようとした、その時だった。
にゅるり、とした感触が私の胸、お尻、腹を這いずった。
「ひゃん!」
思わず、声を上げる。これは・・・あのときの『触手』だ!
触手はにゅるにゅると粘液質なくせにプルプルの感触で、気持ち悪いが、ちょっと気持ちいい。乳首をくるりくるりと撫でてくる。二本ほど下半身に這いずっていき、私の大事な花びらに迫ってくるのを感じる。
「と、冬馬・・・来た・・・。」
小声で訴える。冬馬は素早くバックから紙袋を取り出すと、がばっと私に被せた。その瞬間すっと性感が消える。ほっと息をつくが、同時に、これ、結構恥ずかしい。