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官能能力者 あおい
第45章 ブレインハッカー:キミガホシイ
ただ、あの様子だと、淫乱スイッチを押されているわけではないようだ。もちろん放置はできない。僕は素早くポケットから紙袋を取り出すと、女子の群れをかき分けてあおいちゃんに近づき、そのまま顔にかぶせた。
ビクンビクンと跳ねていた腰がようやく落ち着く。紙袋の中で大きく息をしている。苦しくないように少しだけ口を外に出す。
「ちょ・・・お前、委員長、なんでこんな所に!」
「いや、たまたまトイレで通りかかったら大騒ぎになっていて」
適当なことを言ってみる。さっき、頭が痛いと言って授業を抜け出してきたのだから、証言をつきあわされたらあっという間にバレてしまう。
我ながら嘘が下手すぎる。
「と・・・とにかく、このまま保健室へ。もし様子がおかしくなったら紙袋を頭から被せて欲しい。それが一番効果があるから」
僕の言葉に佐竹さんと遠山さんが頷く。よかった、一応納得してくれた。二人に肩を貸してもらいながら紙袋を被ったままあおいちゃんがフラフラと連れられていった。
ビクンビクンと跳ねていた腰がようやく落ち着く。紙袋の中で大きく息をしている。苦しくないように少しだけ口を外に出す。
「ちょ・・・お前、委員長、なんでこんな所に!」
「いや、たまたまトイレで通りかかったら大騒ぎになっていて」
適当なことを言ってみる。さっき、頭が痛いと言って授業を抜け出してきたのだから、証言をつきあわされたらあっという間にバレてしまう。
我ながら嘘が下手すぎる。
「と・・・とにかく、このまま保健室へ。もし様子がおかしくなったら紙袋を頭から被せて欲しい。それが一番効果があるから」
僕の言葉に佐竹さんと遠山さんが頷く。よかった、一応納得してくれた。二人に肩を貸してもらいながら紙袋を被ったままあおいちゃんがフラフラと連れられていった。