この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
官能能力者 あおい
第45章 ブレインハッカー:キミガホシイ
☆☆☆
10分ほどして、僕は保健室に到着した。保健室ではベッドにあおいちゃんが寝かされていた。

須永先生が体温計を手にして帳と立ち上がったときに、僕と目が合った。
「あら、柏木くん。どうしたの?柏木くんも具合悪いの?」
「あ、いや、そうじゃ・・・ああ、そう、そうなんです。ちょっと体育で走り回りすぎて頭痛くなってしまって・・・それで、保健室に行こうとしたら、あおいちゃんが倒れていて、だから、その・・・」
ダメだ・・・整合性が取れない。

「要は、彼女が心配で見に来たのね。まだ授業中でしょうに。」
須永先生は察してくれたようだった。
「すいません」
うつむいてしまう。顔が上気している気がする。
「まあ、ちょうどいいわ。高島さんは熱はないみたいだけど、顔がとても赤いの。もしかしたら熱中症かもしれないから、体を冷やしたいのだけど、氷が今ないのよね。私、職員室でもらってくるから、その間、あおいちゃんを見ててくれない?」
須永先生が氷枕を手に立ち上がる。僕が受けあうと、保健室から出ていった。

ベッドに横になっているあおいちゃんはどうやら、眠っているようだった。先程の様子だと、大分感じさせられていたようだったので、疲れてしまったのかもしれない。汗ばんだ額に髪の毛が張り付いている。そっとおでこに手を伸ばし、髪の毛を払ってやる。

その刺激のせいか、あおいちゃんの瞼がピクリと震え、ゆっくりと開いた。
「あおいちゃん・・・。大丈夫?」
できるだけ、穏やかに声をかける。大分憔悴しているように見える。
/313ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ