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官能能力者 あおい
第45章 ブレインハッカー:キミガホシイ
☆☆☆
10分ほどして、僕は保健室に到着した。保健室ではベッドにあおいちゃんが寝かされていた。
須永先生が体温計を手にして帳と立ち上がったときに、僕と目が合った。
「あら、柏木くん。どうしたの?柏木くんも具合悪いの?」
「あ、いや、そうじゃ・・・ああ、そう、そうなんです。ちょっと体育で走り回りすぎて頭痛くなってしまって・・・それで、保健室に行こうとしたら、あおいちゃんが倒れていて、だから、その・・・」
ダメだ・・・整合性が取れない。
「要は、彼女が心配で見に来たのね。まだ授業中でしょうに。」
須永先生は察してくれたようだった。
「すいません」
うつむいてしまう。顔が上気している気がする。
「まあ、ちょうどいいわ。高島さんは熱はないみたいだけど、顔がとても赤いの。もしかしたら熱中症かもしれないから、体を冷やしたいのだけど、氷が今ないのよね。私、職員室でもらってくるから、その間、あおいちゃんを見ててくれない?」
須永先生が氷枕を手に立ち上がる。僕が受けあうと、保健室から出ていった。
ベッドに横になっているあおいちゃんはどうやら、眠っているようだった。先程の様子だと、大分感じさせられていたようだったので、疲れてしまったのかもしれない。汗ばんだ額に髪の毛が張り付いている。そっとおでこに手を伸ばし、髪の毛を払ってやる。
その刺激のせいか、あおいちゃんの瞼がピクリと震え、ゆっくりと開いた。
「あおいちゃん・・・。大丈夫?」
できるだけ、穏やかに声をかける。大分憔悴しているように見える。
10分ほどして、僕は保健室に到着した。保健室ではベッドにあおいちゃんが寝かされていた。
須永先生が体温計を手にして帳と立ち上がったときに、僕と目が合った。
「あら、柏木くん。どうしたの?柏木くんも具合悪いの?」
「あ、いや、そうじゃ・・・ああ、そう、そうなんです。ちょっと体育で走り回りすぎて頭痛くなってしまって・・・それで、保健室に行こうとしたら、あおいちゃんが倒れていて、だから、その・・・」
ダメだ・・・整合性が取れない。
「要は、彼女が心配で見に来たのね。まだ授業中でしょうに。」
須永先生は察してくれたようだった。
「すいません」
うつむいてしまう。顔が上気している気がする。
「まあ、ちょうどいいわ。高島さんは熱はないみたいだけど、顔がとても赤いの。もしかしたら熱中症かもしれないから、体を冷やしたいのだけど、氷が今ないのよね。私、職員室でもらってくるから、その間、あおいちゃんを見ててくれない?」
須永先生が氷枕を手に立ち上がる。僕が受けあうと、保健室から出ていった。
ベッドに横になっているあおいちゃんはどうやら、眠っているようだった。先程の様子だと、大分感じさせられていたようだったので、疲れてしまったのかもしれない。汗ばんだ額に髪の毛が張り付いている。そっとおでこに手を伸ばし、髪の毛を払ってやる。
その刺激のせいか、あおいちゃんの瞼がピクリと震え、ゆっくりと開いた。
「あおいちゃん・・・。大丈夫?」
できるだけ、穏やかに声をかける。大分憔悴しているように見える。