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官能能力者 あおい
第45章 ブレインハッカー:キミガホシイ
「あ・・・と・・・うま・・」
舌がよく回らないようだ。前にもイきすぎたときなどに、同じ様に直ぐに口が聞けなかったことがあった。
布団の中に手を入れ、あおいちゃんの手を握りしめる。
「遅くなってごめん・・・」
あおいちゃんが僕の手を握り返してくれる。
「とうま・・・とう・・・ま・・・」
僕の名を繰り返し呼ぶ。そして、ぼろり、と涙を流した。
「どうしたの?どこか痛む?」
ボロボロとあおいちゃんの両の目から涙が溢れ出て止まらない。だんだんしゃくりあげるような声が大きくなり、時折鼻をすすった。
「わ・・・私・・・いっぱい・・・いっぱいイカされちゃた・・・嫌だったのに・・・嫌だったのに!ごめんなさい。冬馬・・・冬馬じゃない人に・・・なんだかわからない何かに・・・私・・・私・・・」
ギュッと僕の手を握りしめて、あおいちゃんはボロボロと泣き続ける。
「汚れちゃった・・・」
胸が痛いっ・・・!
ついで感じたのは怒りだった。眼の前が真っ赤になる。怒りで身体が打ち震えるというのはこういうことなのかと初めて知った。
あおいちゃんが泣いているのは、人前でイかされた恥ずかしさでもなければ、自分の身体をいいようにされた悔しさでもない。
僕との間の操が崩れたことを悔いているんだ!自分が汚れたと、汚されたと!!!!
馬鹿な。そんなことない!
僕はギュッとあおいちゃんの顔を抱きしめ、胸に引き寄せる。
「汚れてなんかいない。あおいちゃんは・・・あおいちゃんは・・・綺麗なままだ」
うわーん・・・とあおいちゃんが僕の胸の中で子どものように声を上げて泣いた。
ブレインハッカー・・・絶対に許さない・・・。
大声で泣き続けるあおいちゃんを僕は更に強く抱きしめた。
舌がよく回らないようだ。前にもイきすぎたときなどに、同じ様に直ぐに口が聞けなかったことがあった。
布団の中に手を入れ、あおいちゃんの手を握りしめる。
「遅くなってごめん・・・」
あおいちゃんが僕の手を握り返してくれる。
「とうま・・・とう・・・ま・・・」
僕の名を繰り返し呼ぶ。そして、ぼろり、と涙を流した。
「どうしたの?どこか痛む?」
ボロボロとあおいちゃんの両の目から涙が溢れ出て止まらない。だんだんしゃくりあげるような声が大きくなり、時折鼻をすすった。
「わ・・・私・・・いっぱい・・・いっぱいイカされちゃた・・・嫌だったのに・・・嫌だったのに!ごめんなさい。冬馬・・・冬馬じゃない人に・・・なんだかわからない何かに・・・私・・・私・・・」
ギュッと僕の手を握りしめて、あおいちゃんはボロボロと泣き続ける。
「汚れちゃった・・・」
胸が痛いっ・・・!
ついで感じたのは怒りだった。眼の前が真っ赤になる。怒りで身体が打ち震えるというのはこういうことなのかと初めて知った。
あおいちゃんが泣いているのは、人前でイかされた恥ずかしさでもなければ、自分の身体をいいようにされた悔しさでもない。
僕との間の操が崩れたことを悔いているんだ!自分が汚れたと、汚されたと!!!!
馬鹿な。そんなことない!
僕はギュッとあおいちゃんの顔を抱きしめ、胸に引き寄せる。
「汚れてなんかいない。あおいちゃんは・・・あおいちゃんは・・・綺麗なままだ」
うわーん・・・とあおいちゃんが僕の胸の中で子どものように声を上げて泣いた。
ブレインハッカー・・・絶対に許さない・・・。
大声で泣き続けるあおいちゃんを僕は更に強く抱きしめた。