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官能能力者 あおい
第46章 ブレインハッカー:不可視の加虐者
☆☆☆
各クラスの代表者が集まる「修学旅行委員会」。
修学旅行自体は2年生の行事なのだが、前年度の秋口から準備を始めるのが習わしなのだ。うちの学校の修学旅行は大多数の他の学校と異なり、生徒が自主的にテーマや行く場所を決定し、計画も生徒自身が立てるということになっている。

そのため、各クラスから「修学旅行委員」を選出し、それが代表となってクラスの意見を伝えていくというのだ。旅行委員長は膨大な生徒たちの要望をまとめることになるので、結構な重責である。

今年の委員長は1年5組の竹屋くんだった。

今日は、行き先とテーマの最終決定をする事になっていた。
事前に4つまで候補を絞っており、決選投票をしたところだ。

「さて・・・投票の結果、最も多かったのは、行き先が北海道、なので、テーマは”アイヌ文化と日本文化の交わり”ということになる。いいかな?」

ぱちぱちぱち・・・と拍手が湧く。まあ、妥当なところに落ち着いたのではないだろうか?

あとは、委員会の中で分科会を作成する。交通手段や宿を検討する『旅行班』、テーマに沿ったポイントを洗い出す『学習班』、3泊4日のプログラム内容全体を考える『プログラム班』、それからパンフレットや旅行のしおりを作成する『資料班』だ。

立候補や互選、推薦を通して、各班の班員が決まっていく。私は『学習班』になった。

「じゃあ、各班の初回の挨拶をして、今日は終わりにしようか」

がやがやと机を移動し、班ごとのまとまりを作る。うちの学校はひと学年9クラス。1クラスあたり2名の委員を出しているので総勢18名。なので、1つの班は4〜5名で構成されることになる。

互いに、自己紹介が始まった。
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