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官能能力者 あおい
第46章 ブレインハッカー:不可視の加虐者
その後のことはもう、わけが分からなかった。
お尻やオマンコに入り込んだ触手がぐねぐねとうねり、じわっと生暖かい液体を吐き出したように感じた。最初は「射精されている?」と思ったがそういうわけではないようだ。よく思い出してみれば、触手の先っぽだけではなく、全体から液体がにじみ出てきているような感じだった。

その液体が広がるにつれて、身体の自由はますます効かなくなり、気持ち悪いよ〜という心の声に反して、身体はどんどんと高ぶっていってしまった。乳首やクリトリスがいつもよりも数倍も敏感になったようで、ぬるりと触手で舐めあげられるたびにびくんびくんと腰が勝手に動いてしまった。

軽イキが何度も何度も繰り返され、そして、触手でオマンコの奥を突かれるとその度に体中が痙攣するような快感が走る。
体を動かして逃げるどころか、考えることすらできない状態だった。

冬馬がもし、来てくれなかったら、私の脳は快楽で焼き切れていたかもしれない。

とにかく、異変を察知したら、あそこまでいってしまう前に対処法を取るしかない。
私はペンケースの横に置いてある、『それ』を無意識に握りしめた。

お願いね、冬馬・・・。

しかし、この時、私はまだ気づいていなかったのである。会議室の窓の外、カーテンで巧妙に隠されたもの・・・。

キュイーン、キュ、キュ。
機械音を立てながら、フォーカスを調整する。電子画面上、私の顔を常にロックオンしている。私が動けば、制御装置が自動で位置を調整する仕組みになっている。

ブレインハッカー謹製の超小型のカメラが、私のことをすでに、捉えていたのだ。
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