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幼遊戯
第1章 夏休み~夏海~
舌先で先端をつついたり緩く甘噛みしながら、春樹は自分の痕跡を強く私に残すかのように、執拗に乳首をいたぶった。

乳首が赤くなり少し腫れ上がったように見えても、何度となく愛撫を繰り返していく。

「春樹……っ、や……んっ」

今思えばそれは春樹の奥底に眠る本性だったのかもしれなかった。

普段は人のいい幼なじみの裏に眠るサディスティックな本能。

それを私は起こしてしまったのかもしれない。

「はる……きぃ……」

甘い声が自分の耳にも入る。

何かをねだるようなそんな甘いねっとりとした響き。

それが自分の中から出るだなんて今朝までは想像もしていなかったのに。

「どした?気持ちいい?」

膨れた乳首を愛おしそうにくりくりと指で捏ねながら、春樹が私を見下ろした。

優しい目元も口調もいつもと同じように感じるのに、口元だけはやけに厭らしく上がっていて、それが異常さを物語っているようだった。

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