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幼遊戯
第2章 冬休み~夏海~
「だからしてみて欲求不満が解消されれば落ち着くんじゃねえ?」

私は反対を向いていた体を再び春樹の方へ戻した。

「何で春樹は欲求不満になんないのよ?」

「だって俺は抜いてるし」

「抜いてるって何を?」

「だから、その……せ、精子を?」

あーつまり一人で処理してるってことね。

……ってもしかして私で?

私で抜いてるってこと?

「仕方ねえだろ!あんな姿とか見たら俺だって忘れられるわけないんだからな!」

何だかよく分かんないけど、春樹も欲求不満だったってことだ。

何だか焦って赤くなっている春樹を見ていたら、悶々としていた自分があほらしくなり、私は春樹の提案にのることにした。

もしかしたら本当に欲求不満なのかもしれないし。

これで解消されればまた春樹の部屋にも行けるだろう。

来年の夏も春樹の部屋にはお世話にならないと私が生きていけないし。





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