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幼遊戯
第1章 夏休み~夏海~
「あー生き返るー」

汗だくの私は春樹の涼しい部屋に入ると、すぐさまベッドに寝転んだ。

「夏海んとこのおばさんハンパねえな。この暑さの中扇風機だけとか、俺だったら生きていけねえ」

「私だって生きていけないっつうの!もー春樹からも何とか言ってやってよ。お母さん今ゴーヤ育てて何とかのカーテン作ってるんだから」

「しかもあれだろ?できたゴーヤ食わされるんだろ?」

「あ、笑ってるけどね。ゴーヤたくさんできるらしいから、絶対お裾分けくるよ?」

「わーマジか。そっちの心配忘れてたわ」

寝転んだ私の前にガリガリくんが差し出される。

夏はやっぱりこれだなー。

「あー、ほんっと生き返ったわ」

「ってか生き返るのはいいんだけど、その格好何とかなんねえの?」

春樹の呆れたような言い方に、私は自分の格好を振り返る。

白いタンクトップにデニムのショートパンツ。

何か問題でもありますか?

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