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幼遊戯
第8章 冬休み~隆弘~
「たかひろのおうちでぇ、いっぱいしてくれるのぉ?」

そう言って遥香が挑戦者に甘えだした。

……ヤバイ。

俺の名前使われてるからか、すっげえ恥ずいんですけど。

「遥香ちゃんは何をしてほしいのかな?」

「んーとねぇ、せっくすぅ」

恥ずかしげもなく答える遥香に俺は頭を抱えた。

ぜってえこいつ今記憶ねえわ。

挑戦者はにやにやしながら遥香を抱く力を強める。

「すっごい効き目だね。これからどんどん気持ちよくなれるよ」

……効き目って何だよ。

やっぱこいつ遥香に変なもん盛りやがったな。

挑戦者が遥香を抱きながら立ち上がった瞬間、俺はそいつの頬を思いっきりぶん殴っていた。

女の子の悲鳴に慌てて友達が止めに入る。

その手を振り払い、俺は遥香の手を取ると店を出た。

追ってこないのを見ると、法にはぎりぎり触れないもののヤバイものを飲ませたのは間違いないらしい。

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