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トライ アゲイン
第9章 目覚めの時

彼がシャワーを止めた。
唐突に止んだ刺激に、安祐美は熱くなった身体を持て余して震えてしまう。
子宮がじんじんして痺れ、
腰のあたりにじくじくとした甘い疼きが消えず、
安祐美は眉を寄せてその苦渋に耐えた。

「ほら、綺麗になったから、そろそろ出ようか」

「…ばか」

散々、安祐美をを弄(もてあそ)び、
中途半端なまま放り出した男を安祐美は涙目で睨んだ。
好き勝手された身体は言う事を聞かず、
甘い疼きのせいで腰に力が入らない安祐美は、
立つことすらおぼつかない状態だった。

出ようか、と促されても彼にしがみついたまま動くことさえままならない安祐美を見て、

「大丈夫?いったいどうしちゃったの?」

わかっているくせに…

そういうと、何をどうして欲しいのかちゃんと言ってくれないとわからないよと、彼の手がスーっとわき腹を撫で上げる。
そして安祐美のおっぱいをようやくその大きな手で揉んでくれて、勃起してしまっている乳首を摘まれると、安祐美の甘い痺れは全身に広がっていく。

『この人に抱かれたい…』

安祐美は知らずうちに下半身を熱く湿らせた。

男の大きなおちんちんを自分のアソコに
出し入れしてもらいながら、クリトリスを弄られたい…

安祐美のカチカチになった乳首を
スルスルと円を描くように転がされてしまうと
「はぁはぁ」と息が荒くなってしまう。

オナニー好きの安祐美にとって
一番感じる性感帯がクリトリスになっていた。
そこをシャワーで徹底的に虐められて
今すぐハメてもらいたいほどに男のペニスを求めていた。

彼はクリトリス責め好きかしら?
あれほどシャワーでクリトリスを責めてきたんだもん、きっと彼もクリトリスを弄るのが好きなんだろうと、イヤでも期待に胸を膨らませた。

時間をかけてクリトリスを弄って、
ジュクジュクといやらしい音を立てる…
そんなことを想像すると
恥ずかしくて、せっかくシャワーで綺麗にしたのにすでに股間は熱くヌメリを帯びて濡れてしまう。
愛液の匂いが彼の鼻腔にも届いているかもしれない…

そんなことを考えると
頭の奥がジーンとするように
興奮でどうにもならなくなってしまう。

「はぁ、はぁぁ、はやく、はやくぅ…」と
おねだりの言葉ばかり漏れてしまう。
すると彼が「何を早くするの?こう?」と
クリトリスのあたりを引っかくように擦りつけた。
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