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誰にも言えない!
第4章 自分に嘘をついて…

外に出て買った傘をさす




手をいっぱいに伸ばして
傘を高く上げてよしくんに入るように促す





するとよしくんは少しかがんで傘の中に入って笑った




「ははっ、このまま七海の家まで行くの?」




少し困ったように優しく笑って私を見下ろす



傘に包まれてよしくんだけしか見えなくなって
二人きりの様な空間に変な感じがした






頑張って腕を伸ばす私から
よしくんは傘をひょいっと取り上げてしまった




「あ、私がもつのに・・」




「このままチビが持ってたら俺が前見て歩けねーよ」




「失礼な!チビって言わないで」




「はいはい、ごめんごめん」




私が対抗するのに構わず
よしくんは笑いながら歩き出した







(でも、本当によしくんって大きい…)





さっきよりも傘が高い位置にあって
視界が開ける



雨が降ってるはずなのに
空から打ちつけるように降る雨には
私は全く濡れていなかった






(それにしても…)




さっきから歩くたびに私の右肩が
よしくんの体に当たる




(なんかすごく、近い…)




当たり前のことだけど今日の私には
そんな些細なことさえ気になってしまっていた





右上にあるよしくんの顔を見上げると
よしくんもそれを気にしてか
少し強張っているように見えた



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