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誰にも言えない!
第4章 自分に嘘をついて…
その感覚に驚き目を開けると
よしくんが私を抱きしめていた
「…え、よしくん?」
戸惑いに声が強く出ない
「七海は俺のこと幼馴染だとしか思ってない?」
「え?」
「俺はずっと、七海のことちゃんと見てた
今日だって二人になりたかったから誘った
少しでも俺のこと意識してほしくて」
「…え」
(それってまさか…)
「七海は俺の気持ちも知らないで
パスタ食べさせてきたり、傘一緒に入らせたり家にも上げて
それに、
…そんな可愛い格好までして
俺はそんなに我慢強くない」
「よしくん…?」
私を抱く力が、ぎゅっと強まる
耳元に囁くような甘い声が響いて
体が甘く疼く
「俺、七海のこと、好きだ」