この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰にも言えない!
第4章 自分に嘘をついて…
翌日・・
今日は幸いにも数学の授業がなかったから
先生に会わないで済んだ
文香に私の気持ちを素直に話した
“本当はまだ先生のこと好きだけど
よしくんを好きになれるように頑張る”
そう話した
文香は初めは納得していないような顔をしていたけど
切なそうに笑って頑張るように応援してくれた
後はよしくんと話すだけ
今は放課後だ
私は少し外に出て風に当たり
教室へと向かって歩き出した
大体よしくんは放課後教室にいる
ガラガラ
教室のドアを開けると
何人かの生徒が楽しそうに話したり
勉強したりしている生徒がいる
その奥に
机に座って勉強しているよしくんが目に留まった
私は机に向かって歩き出した
そして目の前に立ち
「ねえ、よしくん
ちょっと話そ」
笑顔でそう言った