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誰にも言えない!
第1章 始まりは…
「ところで、
緒方先生はどうだ?」
「えぇ?」
お茶を机に置き、饅頭を頬張りながら
先生は尋ねた
「授業わかりすいだろー?」
「うん、確かに、よく分かるかも」
先生の授業はよく分かる
私の数学力が追いつかないだけで…
「そうだろー?
緒方先生、まだ学生の頃に
数学の大会で優勝してるくらいですからねー」
伊藤先生は目を細め
おいしそうに饅頭を食べながら話す
「そうなんだ…」
そんなに頭がいい人なんだと
なんだか感心した
まあでも、関わること授業以外になさそうだしな…
私には関係ない
………
私はそう、思っていた