この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
誰にも言えない!
第6章 内緒の関係
「じゃあ候補何個か持ってきてその中から決めよ!」
そう決めて私達は店内を好きなように見て回った
(可愛い…)
肩紐にレースのあしらわれたものや大きなリボンのあるもの
どれも女の子らしくて可愛いデザインのものばかりだ
私が選んだのは
ピンクの生地に花やハートの刺繍の施されたものと
黄色の生地にチュール生地のリボンがあしらわれたもの
文香が選んだのは
白色の生地にレースが施されたものと
ピンクの生地にネイビーのリボンの縫いつけられたものだった
「じゃあ試着するぞー!」
「え?!」
「試着してみなきゃわかんないでしょ?」
「そ、そっか…」
試着なんて今までしたことが無かったから
少しだけ緊張しながらも文香について言って試着室へ入る
「え?!文香も一緒に入るの?!」
一緒に試着室に入ってきた文香に驚く
「当たり前でしょー?
着替えるとこは見ないから早く早く!」
文香にこれ以上言っても試着室から出てくれる気がしなかったから
私は諦めてそのまま着替えることにした
まずは自分の選んだピンクの下着をつける
下着を着け終わると店員さんがフィッティングをしてくれる
「七海って着やせするタイプなのね…」
フィッティングを終えた私を見て
文香が感心したように言った
「これなら先生も大喜びね…」
「こらっ!」
私の胸をまじまじと見ながら言う文香の頭を叩く
「痛っ!
でもこれは本当に喜ぶよ先生」
「そうかなあ…」
そんなことを話しながら全ての試着を終えた