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誰にも言えない!
第6章 内緒の関係
「…っ先生」
抱き寄せられた肩に先生の胸が当たる
先生は学校に居るときよりもカジュアルな服装だったから
素肌をいつもよりも近くに感じた
(……っ、
先生、熱い…)
先生の心臓の音を背中で感じた
心地よくトクントクンと胸を弾ませる
その音よりも速く
私の心臓がリズムを刻んだ
(熱いのは、私の体?
先生の体…?)
部屋は涼しいはずなのに
自分の体も先生の体も溶け合うように熱かった
(先生も緊張してるのかな…)
何も言わずただ私を抱き寄せもたれさせる先生を
私は上目で見上げた
「先生?」
そういうと先生が私を優しく見下ろし額に口付ける
「ん?」
優しく微笑む先生の笑顔がいつもより穏やかで胸が高鳴る
「あ、いえ…
なんでも…」
先生の瞳に見つめられ思わず目を逸らす
「七海…」
先生に名前を呼ばれ
上を向くと唇を奪われる
「…っん、」
短い口付けの後、間近で見る先生の顔は
熱を帯びて色っぽい
熱い目に見つめられるだけで私の体は疼いた