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誰にも言えない!
第6章 内緒の関係
(私、変だ・・・)
木曜日に先生の所へ行ってから、私は先生のことを考えるだけで我慢ができない程に先生に会いたい気持ちでいっぱいになっていた
そして先生に会えば、いますぐにでも触れたい衝動に駆られた
「七海…
今何考えてる?」
甘く掠れた声で先生が私に問う
「…っ先生のこと……」
今だけじゃない
ずっと考えてた
どうしようもなく会いたくて
触れたくて仕方が無かった
「そんな顔して俺のこと考えてるの?」
「え…」
先生は眉を寄せ切なく歪める
「そんな顔されたら我慢できないよ、俺」
(そんな、顔って…)
先生にまじまじと見つめられているのが恥ずかしいのに
目線を捕らえられて目が逸らせない
「そんな欲しそうな顔で…」
甘い声で囁く先生
(そんなの…)
「先生だって、同じです…」
(何かを求めてるような顔してるもん…)
「俺も、七海のこと考えてる…」
(……っ)
熱く潤んだ瞳に見つめられ
甘い声で名前を呼ばれ
息が詰まりそうなほどに
胸がぎゅっと締め付けられた
「…っ、先生」
(だめ、もう…)
「先生…」
(触りたい…)
そう思った瞬間
私は先生に食むように唇を奪われた