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誰にも言えない!
第6章 内緒の関係
先生は私を抱きしめたまま少し動いたかと思うと
上を向かされた私の上に影が落ちる
先生が覆いかぶさるように私を見下ろす
(あ……)
初めてこの角度で先生を見ているせいか
こんな状況のせいか
私の胸は弾けそうなほど高鳴っていた
「七海…」
先生が伸ばしていた手を曲げ
肘をつく体勢になり私にぐっと近づく
「せんせ…」
吐息が唇にかかる
「好きだよ、七海」
「私も…、んっ」
私が答えるのを聞いてから先生は優しくキスをした
何度も唇をついばみ
下唇を食むように吸い
名残惜しそうに離れると
先生は私の額に、目元に、頬に、優しく口付ける
そのまま口付けは下へと降り
私の首筋へと落とされた
「・・・っ」
ちゅっちゅっと何度もキスをされるたび
体が反応する
そのまま先生は私の耳元に唇を寄せ
耳たぶを優しく噛む
「・・・ぁ」
初めての感覚に自然と声が漏れてしまう
(やだ…変な声出る・・・)
私は自分の甘ったるい声に驚き
口を手の甲で押さえても
先生はそれをさせないように耳の形をなぞるように優しく舐める
「・・・・っふぅ、んん」
ゾクゾクと身体が震え声が我慢できない
「我慢しないで…」
先生は私の口をふさぐ手を取り
耳元で囁いた
その声はあまりにも妖艶で熱っぽくて
身体がそれに反応するように熱を持ち始める
先生はそれだけを言うと
再び私への愛撫を始めた
またキスは下へ降りていくと
今度は鎖骨へ、そして胸元へと降りていった
「あっ、せんせ…」
先生はキスをしながら私の頬や腕、お腹を優しく撫でる
「…はぁ、ん」
撫でられているだけなのに
私の身体は敏感になっていく
「七海?触っていい?」
先生が顔を上げ私を見つめながらそう言った
熱のこもった瞳に見つめられ
私はこくんと小さく頷いた