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彼女はボクに発情しない
第14章 組曲:夏の夜の願い ”優しい祈り”
☆☆☆
程なくして集計が終わった。参加者が全員舞台に上がった。結果発表である。

「では!カップル部門の結果を発表します。個人部門同様、こちらも接戦でした!」

司会のお姉さんが発表した第3位は例のミニの浴衣のミキとさゆりペアだ。
彼女らが一歩前に出る。会場が拍手で包まれた。

おお!すごい!

ミニの浴衣というのがあるのを初めて知った。太ももがあらわになっており、なんとも眩しい。光沢のある青と赤の対称的なカラーだが、デザインは一緒の浴衣に身を包んでいるミキとさゆりは確かに可愛らしかった。

そして、第2位は男女のカップル。男性の方は濃いグレーの縦縞の浴衣、女の子の方は上品な白緑の浴衣だ。よく見ると小さな花が無数にあしらわれている。

多分大学生くらいだろうか、男のほうが喜んでいた。

「さて!第1位の発表です・・・第1位は!」
ちょっとお姉さんが溜めを作る。ボクはゴクリと喉を鳴らした。もしかして!ボクらか!?
「エントリーナンバー7番!東くんと西方くんです」

まさかの男ー男ペア!なんと、ボクらは3位までにも入れなかったのか・・・。
やっぱりボクがきちんとアピールできなかったから。

「ごめん、奏」
小声で謝る。奏は何故かニコニコとして、首を振っていた。

目の前で優勝賞品のお米券が東くんとやらに渡る。確かにイケメンコンビだ。女性票を稼いだのだろうな。
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