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彼女はボクに発情しない
第14章 組曲:夏の夜の願い ”優しい祈り”
「はい、これで1位まで発表されたのですが、実はもう一組、入賞者がいます。
エントリーナンバー8番!ホルンさんとランナーさんです。」
なんと!?
ボクらは一歩前に出た。
「ホルンさん、ランナーさんには、審査員特別賞が授与されます!おめでとうございます!」
会場が拍手に包まれる。どうやら、アピールで会場を一番盛り上げた、ということでいただけた賞らしい。
賞品は、都内の温泉施設利用券だった。ああ、よかった。なんとなく、思っていたのとは違うが、皆に奏の可愛い姿を見せられた。奏は満足してくれたかな?
審査員長の白髪のオジサマから奏が賞の目録を受け取る。受け取った途端、ゆらっと奏の身体がふらついたように見えた。
まさか・・・。
ボクの隣に戻ってきた奏は頬が赤くなり、走ってもいないのに、息が若干弾んでいた。目もうるうるとしている。
まずい・・・。
『発情』している。
エントリーナンバー8番!ホルンさんとランナーさんです。」
なんと!?
ボクらは一歩前に出た。
「ホルンさん、ランナーさんには、審査員特別賞が授与されます!おめでとうございます!」
会場が拍手に包まれる。どうやら、アピールで会場を一番盛り上げた、ということでいただけた賞らしい。
賞品は、都内の温泉施設利用券だった。ああ、よかった。なんとなく、思っていたのとは違うが、皆に奏の可愛い姿を見せられた。奏は満足してくれたかな?
審査員長の白髪のオジサマから奏が賞の目録を受け取る。受け取った途端、ゆらっと奏の身体がふらついたように見えた。
まさか・・・。
ボクの隣に戻ってきた奏は頬が赤くなり、走ってもいないのに、息が若干弾んでいた。目もうるうるとしている。
まずい・・・。
『発情』している。