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彼女はボクに発情しない
第15章 組曲:夏の夜の願い ”秘密の森”
軽く刺激するだけで腰が跳ね上がるように暴れる。もう少し・・・。
ここで焦って強くこすりつけるとかえってイクのが遅くなるのを知っている。あくまで優しく、優しく、昂ぶって昂ぶって、大きな波がくるように・・・。

奏の発情しきった湿った喘ぎ声が響く。もう少し・・・ごめん、もう少しだから。

柔らかい奏の膣の中に沈んだボクの指が、ぎゅっぎゅとリズミカルに締め付けられ始める。
イキそうなんだ・・・。奏・・・

「気持ちよくなって・・・奏・・・」
耳元で囁くようにして言うと、ひときわ大きく喘いで、身体を弓なりにする。
ぎゅーっと指が心地よく締め付けられる。

イッた・・・のかな?

1分ほど、身体に力が入っている状態が続き、その後、ストンと脱力した。
ボクもほっと、息をつく。指はもう、抜いている。そっと、胸元をあわせ、あらわになったおっぱいを隠してあげる。

「奏・・・?」

まだ薄く目を開けているだけの奏の額に汗で張り付いた前髪を少し払う。その無防備な表情を見ているうちに、わざとではないとは言え、奏にフェラチオをさせてしまった罪悪感が今になって込み上げてきた。

「ごめん・・・。失敗しちゃった・・・」

ぺろりと奏は口の端についたボクの精液を舐めあげる。そして、そのまま・・・

「ありがとう。今日も・・・本当に・・・」
そう言いながら、腕を伸ばし、ボクをギュッと抱きしめた。

青い月光が落ちる森の中、もしかしたら、これも『発情』の残滓なのかもしれないけれど、もう少しだけ、この温かい感触を味わっていたい、と、ボクは思ってしまった。
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