この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女はボクに発情しない
第16章 愛しき人を想う独奏曲
☆☆☆
頭が沸騰しそうだ。

コンテスト会場で『発情』してしまい、陽太に連れられて神社の奥の人目につかない所で性処理をされた。

ここまではいい、とは言えないが、いつものことだった。
でも、でも・・・そこで、私、何をした?何を言った?!

陽太に、トロトロ蕩けた顔でキスをして。
お尻やアレを撫で回し。
そして、そして・・・。お口で陽太のおちんちんを・・・。
あまつさえ、『好き、大好き』『世界で一番好き、大大大好き!』・・・って。

思い出して、赤面し、顔を覆ってベッドにうつ伏せる。
そうでもしないと恥ずかしさで悲鳴を上げそうだ。

なんで、なんで・・・!?
普段は陽太がうまく立ち回って、私が何かをするのを防いでくれているのに・・・。
今日は、どうしてああなっちゃったの?!

ひとつ考えられることとしては、私の陽太に対する認識が変わったことだ。
少し前までは『陽太は淫乱な私のことを嫌いに違いない』と信じていたので、多分、発情したときも、それほど陽太を強く求めていなかった。
でも、ここ最近、特に笹本さんとのデート中であるにも関わらず、私のもとに駆けつけてくれて、『大切だから』などと言われてしまったり、ゆかたコンテストのときに『守りたい』と皆の前で言われたりしたことから、陽太はもしかして私を受けれてくれるのだろうか?と思い始めてしまっていた。

それが無意識に影響しているのかもしれない。発情した時、前よりも陽太を求める気持ちに、拍車がかかってしまっている。

小学校4年生の時『発情』を経験して以来、私は明確に誰かを『好き』だと自覚したことがなかったのだ。だから、気づかなかった。今日初めて知った、私自身も理解していなかった『発情』の効能。

『発情』時の私は、恐ろしく素直になってしまう。

普段思っている陽太への恋心、愛情、気持ち、それが全部、包み隠さず言葉にも行為に表れてしまう。羞恥心も理性もなく、全くブレーキなんて効かない。むき出しの愛が体全体から溢れてしまう。

ど、どうしよう・・・。
/274ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ