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彼女はボクに発情しない
第16章 愛しき人を想う独奏曲
左手で花芯をそっとなぞり、右手でクリトリスを直接ゆっくりと愛撫する。
快感が徐々に高まってくる。
物足りなくなり、右手の人指し指をそっと割れ目に入れる。

「ん・・・」

声が出そうになり、慌てて左手の甲で口を押さえる。家族はまだ起きている時間帯だ。

指を少し曲げ、自分の中を夢中で弄る。陽太のように上手にできない。
気持ちはいいが、やはり何かが足りない。

それに、私は自分がオナニーではイクことができないことを知っている。発情のあるなしに関わらず、私は自分一人では絶頂に到達できないのだ。この理由は全くわからない。

前に調べた時、女の子はけっこう自慰でイクことができない人が多いということを知った。なので、この事自体は普通なのかもしれない。しかし、私は幾度ともなく『発情』し、陽太には何度イカされたかわからない。

陽太にされると、あっという間に身体が高ぶり、イッてしまうのに、オナニーではダメなのだ。

だから、こうして高めるだけ高めても、ギリギリのところでイクことができない。
これじゃあ、生殺しだよ・・・。

心のなかで陽太を強く求めてしまう。
もし叶うなら、いますぐ来て、私をイカせて欲しい。
いっそ、『発情』したふりをしてしまおうか・・・とも思ったが、さすがにそれはやめた。

きっと、次に発情したときも、私は陽太にベタベタに甘えてしまう。
100%の愛情をぶつけてしまう。

今まで『発情』はすごく困ったこと、嫌なことだったが、陽太に思いっきり甘えられる機会だと思うと、ほんのちょっと楽しみになってしまう自分がいるから恐ろしい。

イクことができないまま、私は悶え続けた。

えーん・・・もどかしいよ・・・。
陽太・・・陽太・・・。

結局、30分近くオナニーをしていたと思う。最後には疲れてそのまま眠ってしまった。
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