この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女はボクに発情しない
第18章 誘惑のポルカ
今日は珍しくふたりとも黙っていたが、駅までの道の半ばまで来たとき、優子が口を開いた。

「ねえ・・・よ・・・陽太くん」
あれ?優子はボクのこと『高山くん』って呼んでなかったっけ?陽太くん?
「あのさ・・・今日の午後、もし時間あったら、映画、行かない?優待券が二枚あって、わ私、陽太くんと行きたいなって思ってさ」

どきりとする。
これって・・・で・・・デートのお誘いですか!?

心なしか、右隣にいる奏がひゅっと息を吸うような音が聞こえた気がする。

「え・・・と・・・特に予定はないけど・・・」
「よかった!じゃあ、一旦うちに帰ってから、12時30分に駅前に来て。ご飯も一緒に食べよう♡」

語尾にハート付いている・・・。いかん、優子の可愛らしさにドギマギする。

ぽん、と無言で右肩が叩かれた。何か殺気に似たものを感じ、ギギギっときしんだ音がしそうなほどぎこちなく右側を振り向く。

今度は奏が笑顔で言った。

「陽太、明日暇?暇なら、一緒にゲームポリスに行かない?久しぶりに陽太と勝負したい」
ゲームポリスとは、体感ゲームを多数用意しているアトラクション施設の事だ。ずっと、確か中学生くらいのときに奏と一緒に行った事がある。あのときは家族でだったが。
「え・・・いいけど」
奏がこんな誘いをしてくるなんて珍しい。一体どういうことだろう?
「じゃあ、明日は朝から行こう!9時には迎えに行くから準備しておいてね♪」

音符がついてる・・・。溢れる笑顔が眩しい。
こっちも上機嫌だ。いったい、なんだ?
/274ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ