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彼女はボクに発情しない
第4章 妖精の夜想曲
ビシャビシャと音を立て私の中から淫らな陰水が溢れ出し、陽太のズボンや床を汚していく。陽太の淫具は私の子宮口を的確に捉え、刺激してくる。

ああ・・ああ♡イク!イッちゃう・・・すごい・・・来ちゃう!陽太・・・あたし・・・イク!!

身体の中から熱い塊がせり上がり、膨らみ、最後に爆発する。

「ふがああ!」

恥ずかしい淫声を撒き散らし、ふとももをギュッと締め付ける。身体を弓なりにそらし、私は大きく痙攣して果てた。

「大丈夫?」

陽太が心配そうに声をかけてくる。やっと意識の焦点がはっきりしてくる。急速に湧き上がる羞恥心。仕方がないのだけど、何度あったとしてもこれに慣れることはない。
下半身がむき出しなのは分かっているが、申し訳程度にブラを整え、制服の前をかき合わせる。

「ごめん、陽太。あっち向いてて」

もう、こんな私を見ないで欲しい。情けなくて、恥ずかしくて、死にたくなる。チラと見ると陽太の右手には、先程まで私の秘所を蹂躙していた太いバイブレーターが握られている。ヌラヌラと愛液で汚れているそれを見るだけで、本当にいたたまれない。

陽太が後ろを振り返ってくれたので、私はやっと洗面台で手を汚している自らの淫液を洗い流し、散らばっているショーツとスカートを身につける事ができた。

「もう・・・いいわよ」

言うと、陽太は黙って淫具と自身の手を洗うと、手慣れた様子で部屋の消臭を始める。立ち込めた淫猥な臭気が爽やかな香りに置き換わっていく。

まるで、私の発した淫らな痕跡を追い出そうとしているかのようだ。

「も、もう、行っていいわよ・・・」

苦しくて、恥ずかしくて、これ以上のことは言えない。本当はお礼を言わなきゃいけないのに。いくら感謝しても足りないくらい、陽太には感謝しているのに・・・言葉が出ない。顔も直視できない。

今日のことを思い出して、ベッドの上で私は涙を流した。
つーっと右の瞳から、ついで、左から。

こんな身体じゃなければいいのに・・・。
こんな淫乱女、きっとあなたは願い下げだよね。

目を覆うと、私は声を殺して泣いた。
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