この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女はボクに発情しない
第19章 キスに焦がれる輪唱曲
☆☆☆
きゃ♡
小さい悲鳴が隣から聞こえた。
優子がボクの手をギュッと握りしめる。ちらっと見ると食い入るようにキスシーンを見つめている。

そして、そのままボクの方に顔を向ける。映画の中の女性刑事の女優よりも、目の前の優子のほうが魅力的に見えてしまう。

ああ・・・キスしたい。
そんな目で見つめられたら、ボクは・・・。

キュッと優子がボクの手を握りしめてくる。ゆっくりと目を閉じて、顔をふわりと近づけてくる。
これって・・・これって・・・?

映画の主題歌とともに、エンドロールが画面を流れる。情熱的な愛を歌う音楽がボクの心を更に盛り上げてしまう。

ボクの顔もそっと近づく・・・。唇に優子の吐息を感じるほどの距離。
ああ・・・互いに引き合うようにするキスは、生まれて初めてかも・・・。

そう思ったとき、後ろの席の人たちが一斉に立ち上がった。
後ろに人がいる、ということを意識した瞬間、ボクたちは照れくさくなり、慌てて顔を引き離した。顔が、真っ赤に火照るのを感じる。
/283ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ