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彼女はボクに発情しない
第19章 キスに焦がれる輪唱曲
「陽太、上手だったね。次、あれ!あれやろう!!」
奏がそのままボクの手を掴んで引く。

え?え?

彼女が僕の手を!?
小さい頃はそりゃあったさ。小学校2年生くらいまで。お祭りに行ったりすると、奏はよくボクの手を引いて走っていた。奏が転んで、それに巻き込まれてボクまで転んで、ボクだけ泣いたことがあったっけ。

次に奏が選んだのは、シューティングゲームだ。
これも、体感型でブース内で四方八方から襲いかかってくるゾンビやらモンスターやらを魔法の杖から出る魔法で撃破するというものだ。先程のゲームよりはシンプルだが、シンプル故に面白そうだ。

【2人プレイ】を選ぶ。最初に魔法の種類の切り替え方や魔力のリロードの方法の説明、チュートリアルが入り、いよいよゲーム開始である。

舞台は中世のヨーロッパみたいな仕様だ。ストーリーとしては、魔法使いの弟子たちが魔物の巣窟にある秘宝をゲットする、というもののようだ。

ザッザッザという足音が妙にリアルである。暗い森の中をボクらは進んでいる。
突然、右側からコウモリが飛び出してくる。さーっと風も吹いてくるというリアルさだ。び・・・びっくりしたな、もう!

前方に一群のゾンビたちが見える。どうやら戦闘開始のようだ。
ボクは火の魔法、奏は雷の魔法を選ぶ。杖を正面に振り下ろすとまっすぐに魔法が飛び、横に振ると範囲が広がった攻撃ができるようだ。

ボクらは割といいところまで行ったが、やはり初見でクリアできるほど簡単ではなく、秘宝が眠る城の手前でめちゃくちゃ素早く動く2匹のガーゴイルにライフを0にされてしまった。

「やられたー」
思わず口にする。奏も残念そうな声を出した。

こんな感じで3つもゲームをしていると、あっという間に昼の時間になった。
ゲームポリスには中に食事ができるスペースがあるので、そこに移動した。
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