この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女はボクに発情しない
第21章 愛しき夏の日々の舞曲
これまでの私の『発情』ペースは概ね月2〜3回くらい。それでも大変なのだが、今回は2週間弱で3回なので、2倍位に増えていることになる。

一体どうしたことだろう。

「大丈夫!奏は気にしないの!」
私に気を使わせまいとしているのだろう。陽太は強めに言い切る。これも陽太の優しいところだ。いつも一生懸命私のことを気にかけてくれる。

「それに・・・」
言いかけて、陽太がやめた。視線をそらして、ちゅーっとアイスティーを飲む。
なに?なに?変なところで切らないでよ。気になるじゃない!

「それに・・・?」
気になって、つい、陽太の言葉を繰り返してしまう。
「いや・・・なんでもない。」
けれども、結局、言ってもらえなかった。

「とにかく、奏はピンチになったら、ちゃんとボクを呼んでね。いつでも行くから!」
また言われてしまった。前は結構この言葉が重荷だった。
今も重荷じゃないと言えば嘘になるけど、なんだか最近、嬉しいとも思い始めてしまっていた。まるで、ナイトに守られているお姫様のようだと不謹慎な夢想をしてしまう。

「うん」
私は今できる精一杯の笑顔でその言葉に応えた。
/283ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ