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彼女はボクに発情しない
第21章 愛しき夏の日々の舞曲
これまでの私の『発情』ペースは概ね月2〜3回くらい。それでも大変なのだが、今回は2週間弱で3回なので、2倍位に増えていることになる。
一体どうしたことだろう。
「大丈夫!奏は気にしないの!」
私に気を使わせまいとしているのだろう。陽太は強めに言い切る。これも陽太の優しいところだ。いつも一生懸命私のことを気にかけてくれる。
「それに・・・」
言いかけて、陽太がやめた。視線をそらして、ちゅーっとアイスティーを飲む。
なに?なに?変なところで切らないでよ。気になるじゃない!
「それに・・・?」
気になって、つい、陽太の言葉を繰り返してしまう。
「いや・・・なんでもない。」
けれども、結局、言ってもらえなかった。
「とにかく、奏はピンチになったら、ちゃんとボクを呼んでね。いつでも行くから!」
また言われてしまった。前は結構この言葉が重荷だった。
今も重荷じゃないと言えば嘘になるけど、なんだか最近、嬉しいとも思い始めてしまっていた。まるで、ナイトに守られているお姫様のようだと不謹慎な夢想をしてしまう。
「うん」
私は今できる精一杯の笑顔でその言葉に応えた。
一体どうしたことだろう。
「大丈夫!奏は気にしないの!」
私に気を使わせまいとしているのだろう。陽太は強めに言い切る。これも陽太の優しいところだ。いつも一生懸命私のことを気にかけてくれる。
「それに・・・」
言いかけて、陽太がやめた。視線をそらして、ちゅーっとアイスティーを飲む。
なに?なに?変なところで切らないでよ。気になるじゃない!
「それに・・・?」
気になって、つい、陽太の言葉を繰り返してしまう。
「いや・・・なんでもない。」
けれども、結局、言ってもらえなかった。
「とにかく、奏はピンチになったら、ちゃんとボクを呼んでね。いつでも行くから!」
また言われてしまった。前は結構この言葉が重荷だった。
今も重荷じゃないと言えば嘘になるけど、なんだか最近、嬉しいとも思い始めてしまっていた。まるで、ナイトに守られているお姫様のようだと不謹慎な夢想をしてしまう。
「うん」
私は今できる精一杯の笑顔でその言葉に応えた。