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彼女はボクに発情しない
第21章 愛しき夏の日々の舞曲
☆☆☆
言った通り、陽太は飲み物代を、私はタルト代を支払う。本当なら全部私のお小遣いで賄うべきなのだろうと思うので、やっぱりちょっと申し訳ない。

でも、一緒にカフェでタルトを食べて、こうして一緒に歩いていると、なんとなくデートをしている気持ちになって、ちょっと楽しい。

私が今日モールに来た用事は済んでいるので、陽太と私は一緒に帰ることにした。少しでもこの時間が長く続くようにと、なんとなく、ゆっくり歩きたくなる。

そういえば・・・。

「陽太は、夏休みの宿題、終わった?」
そろそろラストスパートに入らなければならない時期だ。昨年の様子を考えると、今年も推して知るべしではあるのだが、一応確認から入る。

ビクっと陽太が固まる。ギギギときしむように顔を私の方に向ける。目は涙目だ。

ああ、もうわかったよ。その様子で。

「わけないよね・・・」
言うと、涙目のまま、コクリと彼は頷いた。

歩きながら、事情聴取。何々、まだ終わっていない宿題は・・・。

理科:科学に関する施設に行き、レポートを作成(A4で5枚以上)・・・手つかず
数学:1学期の復習のための問題冊子(1冊)・・・出来高5%未満
   受験に向けた問題集(約20ページ)・・・挫折
英語:WEBを用いたリスニング訓練(40題)・・・知らなかった
   グラマー復習プリント(約20枚)・・・探すところから
国語:現代文問題集(5章)・・・出来高10%ほど
社会:実践問題集(地理3章分、歴史2章分)・・・やったかどうか忘れた
保健体育:健康づくりのための運動・・・100%☆

「陽太・・・」
申し訳ないが、呆れた声が出てしまう。
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