この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
彼女はボクに発情しない
第22章 陽気な家族のための小舞曲
「陽太・・・ありがろうね。ヘビ、追っ払ってくえて」
あのとき、ちゃんとお礼を言っていなかった気がする。思い出したので、今言おう。
「憶えていたの?」
もちろんだ。陽太はいつも助けてくれる。
「憶えれるよー。みーんな、陽太にしてもらっらこと、みーんな憶えていろ」
「もっと、かっこよく助けたかったんだけどな・・・。いつも、ダメだな、ボクは」
陽太は、カッコ悪いけど、カッコいいよ・・・。
「らい好き・・・」
え?・・・という陽太の声が聞こえた気がしたけど、気のせいかな?

そうだ、聞きたかったこと、今、聞こう。さっきは風香ちゃんいて聞けなかったし。
「あのさ・・・陽太・・・わらし、発情するれしょ?」
「え?あ・・うん・・・」
「陽太、来れくれるれしょ?それで、イカせてくれるれしょ?」
「う・・・うん・・・」
「れね・・・、わらしね・・・わらしはね?そえは、気持ちいくて、いいんらけろ・・・、陽太は・・・陽太は・・・発情した、わたしは・・・いや?・・・きあい?」
「き・・・嫌いじゃないよ」
「そ・・・」
良かった、陽太、嫌いじゃないって。私のこと・・・嫌いじゃないって・・・。
その言葉で胸がいっぱいで、涙が出てきた。次々出てきて、とうとう、寄りかかっている陽太の服にまでぼたぼたと落ちてしまう。

「良かった・・・よかっらよ・・・」

安心したら眠たくなった。
そっと、頭に温かい手が乗った気がした。それは私に小さい頃、お父さんに頭を撫でてもらったことを思い出させた。
/310ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ