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彼女はボクに発情しない
第23章 物想う秋への間奏曲
奏はなんか申し訳ながっているようだけど、ボクとしちゃ全く問題はない、むしろ、もっと発情しても・・・いや、それはダメか。やっぱり。

もちろん、ボクとしては、ボクが奏にそんな劣情を抱いているなんて知られるわけにはいかないので、『全然おっけーっす!』などとは言えないが、そんなこと気にしなくていいよ、と意味で、頭を撫でてみた。

酔っ払っていたせいか、奏はなんだかいつもと様子が違ってて、ボロボロ泣いていた。そういや、前も『迷惑かけて』とか言ってたな・・・。

いや、むしろ、この状況のほうが迷惑だろ。ボクが。

「陽太!大丈夫?」
ああ、奏の声が遠くで聞こえる。
口の端からよだれがたれているような気がするが、すする元気もない。

今日、この後4時間位で始業式だよな・・・。
死ぬ・・・ボクは死ぬかもしれない・・・。

なんか、ボーっとしてきた。
奏がさっきからなにか言っているが、まるで子守唄のように響く。

眠い・・・ボク・・・眠いよ・・・。
ごめん、5分だけ、寝かせて、奏・・・。

それが記憶している限り、この夜、最後にボクが考えたことだった。
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