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彼女はボクに発情しない
第24章 青嵐の序曲
ちゅぱっと乳首から口を離す感触がした。薄く目を開けると、妖艶に笑う奏ちゃんの顔が目の前にあった。軽く、チュッと口づけをされる。

「あん♡」

十分高ぶらされた私の身体はそのかすかな刺激にも快楽を感じる。

「かわいい・・・優子ちゃん・・・。オマンコももらうよ・・・」

そのまま、右の乳首に舌を這わせ、ゆっくりとアンダーバスト、脇腹、下腹へとキスをしながら顔を徐々に下半身に降ろしていく。

ああ・・・ダメ・・・ダメ・・・そこをされたら、本当に、私・・・私・・・

奏ちゃんの舌が身体を這うたびにビクリ、ビクリと感じてしまう。もう、とうの昔に身体は私自身のいうことをきかなくなっている。欲情した奏ちゃんのなすがままになってしまっている。彼女は私のスカートに手をかけると、あっという間に脱がしてしまう。私はあられもないショーツ一枚の姿にされてしまった。

私の秘所に顔をうずめるようにして、大きく息を吸う。
「ああ・・・いい匂い♡・・・女の子のいやらしい匂いがする・・・・優子ちゃん・・・感じてくれている♪・・・嬉しい・・・♡」
そして、ショーツ越しにアソコをべろりと生暖かい舌で舐めあげられた。

「はああ!」
暖かな吐息と舌の感触が私の秘所を襲う。クリトリスに一瞬かすめただけなのに、腰が跳ね上がるほど気持ちいい。ダメ・・・本当に・・・おかしくなる・・・。

「や・・・やめて・・・奏・・・ちゃん・・・」
やっとのことでうわ言のように言うが、全く無視される。するりとショーツも脱がされてしまう。恐ろしいことに、私の体も快感を求めてしまっているのか、少し腰を浮かせてショーツを脱がすのに手を貸してしまっていた。

こわい・・・こわい・・・
でも・・・でも・・・

あの日の奏ちゃんの様子が頭にフラッシュバックする。

頭をのけぞらせ、白い喉を月明かりにさらして痙攣している妖艶な姿。
嬌声を上げて、陽太くんを求める淫靡な様子。

欲しい・・・自分にもして欲しいと、思ってしまっている。
私も、また欲情してしまっていた。
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