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彼女はボクに発情しない
第25章 波乱の奇想曲
ちょっと気になったので奏にそれとなく聞いてみた所、響はやはり奏に問診をしているようだ。まさかと思って内容を聞いてみたが、それについては、体調や生理周期、それから普段の食生活や睡眠などの様子という極めて普通のことだったようだ。

よかった・・・。万が一にも性処理や発情時の様子など聞いていたらどうしようと思った。奏の様子を見ても、そういうセンシティブなことは聞かれていないようだった。
ただ、発情時の様子は聞かれなかったが、発情の頻度は聞かれたようだった。

頻度については奏も気にしていたところだった。確かに7月くらいから頻度が上がってきたように感じている。体感的にはボクの出撃回数が2〜3倍になっている。

あと、これは奏には言わなかったが、前と違うところがもう一つあった。

なんというか・・・色っぽいのだ。
発情した奏は前から色気があったが、それが増しているように感じた。特に最近、『大好き、陽太大好き』を連発するのには困っていた。いや、困らないんだけど、困る。

発情時にボクを見る目も、前よりも蕩けているようだと思うのは、気のせいだろうか?奏が成長しているせいかもしれない。第二次性徴?っていうのかな?それが進んだせいで、より、発情の威力が増している可能性もある。それはそれで問題だ。

いずれにせよ、前よりも性処理の時、気合を入れないと、ボクのほうが呑まれてしまうことがちらほら出てきた。失敗すれば奏を傷つけてしまう。責任は重大だろう。

考え事をして歩いていたら、奏を見失ってしまった。まずいな・・・もう家から近いとはいえ、十分安心できる距離ではないのに・・・。少し走って見渡してみたが、いない。普通の通学路上だったら、視認できるはずなのに・・・。

ちょっと、嫌な予感がする。

そう思った瞬間、ブルッとスマートウォッチが震えた。
画面に映る『HELP』の文字。

嫌な予感が、当たってしまった。

『発情』だ。
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